写真紹介 on Line

カメラと写真を楽しむ豊かな生活、そして鳥が大好き

くつろぐマガモの群れ

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 岐阜市近郊にある自宅周辺を、毎日のようにカメラを持って散歩するのが近頃の日課になっています。そのコースの最初の野鳥観察ポイントは、国道から農道に坂道を下って降りた地点です。
 ここは農道から川の淵が見える場所で、その淵に冬になると、いつもマガモがいるのです。通常は5~10羽程度ですが、今日の写真の散歩のときは20羽以上の大きな群れでした。小さな写真では見づらいのですが、たくさん群れているのがお分かりでしょうか。

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 彼らは我々人間を見ると警戒してすぐに飛立つのですが、近頃は多少慣れてきたのか、以前ほどすぐに飛立つことはなくなりました。私も彼らを刺激しまいと、彼らを見つけても知らないふりをして農道を淡々と歩きます。こうすれば彼らは飛立たないことを知ったからです。
 こちらがそうやって気を使えば、人里の川であっても彼らはくつろぐことが出来るのだろうと思います。でも彼らともう少し距離を縮めることが出来たらいいのですが。 

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  カメラはSony α77Ⅱに、レンズはSony 70-300 G SSM。大きな写真の撮影データは、焦点距離300mm、35ミリ版換算450mm、ISO 640、F5.6、1/500sでした。また、大きな写真はクリックして更に大きく見ることが出来ます。             

栗畑のルリビタキ

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 鳥への興味が深まるにつれ、それまで気付かなかった野鳥に出会うようになったように思います。そしてそれを可能にしたのが、カメラがデジタルになって飛躍的に発達したことから、見かけた野鳥を以前よりはるかに簡単に写真に収められるようになり、ちらりと見かけた姿を写真に収め、種類を確認できるようになったのが大きく寄与しているのだと思います。新しい野鳥との出会いの確認には写真が必要不可欠だと思っています。

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 今日の写真のルリビタキも、写真によって出会いが確認されたうちの一羽で、3,4年ほど前に自宅近くの暗い林の仲で見かけたのが最初でした。そのとき距離は遠かったのですが、写真に収めたおかげでルリビタキであることを確認できたのです。
 この写真のルリビタキのメスは、岐阜市近郊の自宅となりの栗畑に、2月14日に現れたときの一枚で、部屋の中からアルミサッシュを開け、その隙間から撮りました。メスですから瑠璃色の美しいオスに比べて地味ですが、それでも美しい鳥です。

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 カメラはSony α77Ⅱに、レンズはSony 70-300 G SSM。大きな写真の撮影データは、焦点距離300mm、35ミリ版換算450mm、ISO 400、F9.0、1/1,250sでした。また、大きな写真はクリックして更に大きく見ることが出来ます。             

冬のホオジロ

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 今日の写真は、岐阜市近郊にある自宅近くを散歩した際に見かけたホオジロで、この鳥はそのさえずりが美しいことから、昔から飼い鳥として親しまれてきました。

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 昔はデパートなどのペット売り場に行くと、ジュウシマツ、ブンチョウ、キュウカンチョウなどの輸入鳥に混じって、日本のメジロやウグイス、そしてこのホオジロなどが売られていましたが、今はどうなのでしょう。多分小鳥、特に日本の鳥を扱っているところは少ないのではないでしょうか。
 ホオジロは今はまだですが、もう少し暖かくなると高い木のてっぺんに停まり、遠くまで良く通る声で、美しいさえずりを聞かせてくれます。待ち遠しいですね。

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 カメラはSony α77Ⅱに、レンズはSony 70-300 G SSM。大きな写真の撮影データは、焦点距離300mm、35ミリ版換算450mm、ISO 400、F7.1、1/800sでした。また、大きな写真はクリックして更に大きく見ることが出来ます。             

素晴らしい切れ味のライカ Leica Summicron 5cm

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 今日の写真のレンズは、世界でも最もブランド力の高いドイツの光学メーカー、ライカ社の標準50mmです。
 このレンズは今から60年以上前に発売された、ライカM3の標準レンズとして開発された Summicron ですが、実はこれと同じ名前、よく似た形のスクリューマウント版が以前からあり、多分これのM3登場による、バヨネットマウント版への移行に伴う焼き直しかと思います。

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 60年以上前のレンズといえども、ライカの製品ですからその性能に文句があるはずははなく、今回久しぶりに試したのですが、解像力の高さに改めて驚きました。各ガラスが設計どおりに研磨され、一分の狂いもなく完璧に組み上げられているのを感じます。また、鏡胴の造りは頑丈そのもので、素晴らしい剛性感と共に、各部のスムースな動きを実現しています。これを沈胴式で実現しているのですから驚きです。値段が高くなるのも無理はありません。
 このレンズの発色やボケも申し分なく、人物が背景から浮き出す立体感はライカならではのものを感じます。ただこのレンズ、私が入手する以前の長年の使用で、対物レンズに傷が多く内部にクモリもあることから、大きな写真の通り逆光ではひどいフレアーが出てコントラストが大きく落ち、本来の実力を発揮できていません。
 でも順光では下の小さな写真の通り、ライカレンズ本来の素晴らしいコントラストと発色を楽しむことが出来ます。確かに名レンズですね。
 写真の場所は、岐阜県揖斐川町谷汲の華厳寺参道とその山門で、春の桜、秋の紅葉の名所でもあります。

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 カメラはSony α7Ⅱに、レンズは Ernst Leitz Summicron f=5cm1:2。大きな写真の撮影データは、焦点距離50mm、35ミリ版換算50mm、ISO 50、F2.8、1/40sでした。また、大きな写真はクリックして更に大きく見ることが出来ます。

α7Ⅱ+Gレンズで捉えたジョウビタキ

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 今日の写真は、これまで何度も登場しているジョウビタキのメスで、岐阜市近郊にある自宅近くを散歩しながら撮った一枚です。
 ジョウビタキのメスは、毎日のように自宅となりの栗畑に現れるですが、この写真のジョウビタキがいたのは、自宅から300mほど離れた畑でしたから、もしかすると同じ固体かもしれません。

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 それはともかく、オリジナルをお見せできないのが残念なくらい、この写真とても綺麗に撮れています。まず、周りや背景に邪魔なものがなく、画面がすっきりしていますから主体の鳥が際立っており、その様はまるで日本画のようです。
 それに、鳥が停まっている柿木のシンプルな形の枝に、春を感じさせる若芽が赤く膨らみ、それが季節感があります。更にジョウビタキの色と背景が同系色でよくマッチしています。
 そして特筆すべきは、この素晴らしい描写です。さすがにフルサイズ機とGレンズの組み合わせ、開放絞りでもこれだけの描写、素晴らしいと思います。

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 カメラはSony α7Ⅱに、レンズは Sony 70-300 G SSM。大きな写真の撮影データは、焦点距離300mm、35ミリ版換算300mm、ISO 200、F5.6、1/800sでした。また、大きな写真はクリックして更に大きく見ることが出来ます。             

水たまりのコサギ

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 中米ベリーズ国に住んでいたころ、その国の最大の都市がベリーズシティで、その住宅地に自宅がありました。自宅周りは都市と言えども空き地がたくさんあり、沼や草木が多い自然豊かな場所でした。
 小さな道を挟んだ自宅の東隣は、広い敷地を持つコンクリートブロック製造工場があり、出来立てのブロックを乾燥させるための広い空き地がありました。

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 この都市は街全体の標高が低いことから、大雨が降ると待ちのあちこちが冠水しますが、その空き地も例外でなく水たまりになってしまい、ブロックを干せなくなるのですが、一方でこの水たまりが、魚がたくさん住む道路の側溝とつながり、水鳥たちの格好の餌場になります。
 今日の写真は、その水たまりに漁に来たコサギで、餌の小魚を追っている場面です。水面は青い空を映し、そこに純白のサギは絵になりますね。これは自宅のバルコニーから撮った一枚です。
 下の小さな写真は、夕方に群れを成してねぐらに帰るコサギたちですが、これもやはり同じバルコニーから撮りました。

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 カメラはSony α57に、レンズはSony DT 55-300。大きな写真の撮影データは、焦点距離300mm、35ミリ版換算450mm、ISO400、F6.3、1/800sでした。また、大きな写真はクリックして更に大きく見ることが出来ます。             

秋の紅葉と α7Ⅱ+ Minolta AF24-105

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 今日の写真は去年の秋に、岐阜市近郊にある自宅近くの林道の入り口で写した一枚です。
 これまで海外生活が長かったことから、秋に日本にいるのは久し振りで、紅葉の美しさに改めて驚き、紅葉を求めて自宅近くをあちこち訪ねました。
 いくら美しい紅葉でも写真に撮ると思ったように写ってはくれず、改めてその難しさを知るのですが、そこに女性を写しこみ、ナイスショットを得るのはさらに難しくなります。

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 背景の紅葉が美しくう写っていても女性の表情がさえなかったり、その逆もあったりで、背景と主体共に満足できる写真はほんのわずかです。
 今日の機材はフルサイズカメラですが、その最大の特徴は言うまでもなく、レンズ本来の画角で、レンズ四隅までが写りこみますから、そのレンズが持つ本来の特質を楽しめることです。これがAPS-C機では実現不可能な、フルサイズのアドバンテージといえます。
 このズームレンズ、設計は古いのですが、開放でも解像力が高く発色もきれいで、ボケも美しくお気に入りの一本です。
 下の小さな写真は自宅近くの山の紅葉で、このレンズの広角端24mmでの一枚ですが、フルサイズですから広角はちゃんと広角らしく写ってくれます。

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 カメラはSony α7Ⅱに、レンズは Minolta AF24-105 F/3.5-4.5。大きな写真の撮影データは、焦点距離75mm、35ミリ版換算75mm、ISO 400、F4.5、1/100sでした。また、大きな写真はクリックして更に大きく見ることが出来ます。