写真紹介 on Line

カメラと写真を楽しむ豊かな生活、そして鳥が大好き

ベリーズ プレセンシアの漁師たち

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 中米の国ベリーズの最大の都市ベリーズシティから、車で4時間ほどの所にプレセンシアという漁村があります。
 このプレセンシアは海の波の活動によってできたと思われる砂が溜まって、東西に細く、陸に沿って南北に長い長い岬の先端にあります。その岬の長さはなんと20㎞ほどもありながら、幅は最も広い所でも1㎞もありません。この光景、日本の天橋立を思い起こしますが、ここでは片方が陸に繋がっていません。

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 岬の土地は当然ながら起伏は全くなく、標高はどこも1m以内で、どこまでもマングローブとヤシの木の林が続いています。
 岬のカリブ海に面する外海側はそれほど強くはない波が打ち寄せていますが、湾になる内側はまるでプールのように静かな海が広がっています。
 ここは近頃急速に観光開発が進められているようで、あちこちに別荘と思われる建設中の現場が目につきます。
 1枚目の写真は、ペレセンシアの漁港で漁師が捕ってきた魚をさばいているのですが、左側の人たちはホテルから魚の買い付けに来ている人たちかもしれません。

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 かつてここは小さな漁港だったのですが、今は小規模ながらもいくつもホテルが建ち、観光の町となっており、ベリーズ国内でも有名なスポットです。
 2枚目は、まな板の上はタイの仲間やロウニンアジでしょうか、結構な大物たちですが、多分これらは釣ったのでしょうから、資源保護に適した漁ですね。
 3枚目は、手前がこの国の典型的な帆のついた漁師の船で、舟には小舟が2艘載っており、漁場でこの小舟に一人ずつ乗り込み漁をし、勿論親船も漁をします。
 プレセンシアは漁港でありながら水がとてもきれいなのが印象的でした。

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 使用機材のカメラは Fuji FinePix F60fd。大きな写真の撮影データは、焦点距離8.0mm、33ミリ版換算37mm、ISO 200、F2.8、1/210sでした。また、大きな写真はクリックして更に大きく見ることが出来ます。

ベリーズ 川岸の Laughing Falcon(ラーフィング ファルコン)

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 中米の国ベリーズの最大の都市であるベリーズシティから、車で30分ほど西に行くと、いくつかの小さな集落を過ぎた所で、この国最大の川であるベリーズ川に架かる橋に出会います。
 この川の両岸は大きな木が茂るうっそうとしたジャングルになっており、その地面は川の水位によって水が着く湿地のような状態ですから、陸側からは容易に近づけません。

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 舟で川に漕ぎ出し水上からこの森を観察する以外に、森をじっくり見ることができるのは橋の上からしかありません。
 ある日この橋の上から周りを見ていた時、川岸の木の梢に1枚目の写真のとおり Laughing Falcon(ラーフィング ファルコン)が羽を休めているのを発見しました。このタカはヘビが大好物で、いつも木の上から地上を眺めている場面に出食わします。
 そしてそのタカからそれほど遠くない所に、いつもグリーンイグアナがたむろしている木があり、この日も2枚目の写真の通り大きなオスが日光浴を楽しんでいました。

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 もしかしたらイグアナはタカの餌の対象かもしれませんが、これほど大きくなると襲うことができません。何しろこのイグアナ、尻尾を含まない体長だけでも1m近くあるのですから。
 橋から上流方向を見た川の様子は3枚目の写真の通りで、両岸にはこのように人の入る隙間がないほどにびっしりと樹木が茂っています。この川、幅はそれほどではないのですが、深く、水量が多いようです。そして雨期の洪水期には水位が上がり、川幅はぐっと広がります。

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 使用機材のカメラは Sony α77Ⅱ、レンズは Sony 70-300mm F4.5-5.6 G SSM。大きな写真の撮影データは、焦点距離300mm、35ミリ版換算450mm、ISO 400、F8.0、1/1,000sでした。また、大きな写真はクリックして更に大きく見ることが出来ます。

日本 栗畑の野鳥たち

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 昨日のこのブログ上で、岐阜市近郊にある自宅の隣の栗畑に自作の巣箱をかけたところ、早速シジュウカラがこの巣箱を利用して巣作りを始めたことをお知らせしました。
 それ以降、時々物陰に隠れて彼らの動きを見ているのですが、盛んに巣箱を出入りするのが見られます。しかし、全く動きを見せないと思われる時間帯もあることから、私の見落としでなければ定期的に休憩時間を取っているのかもしれません。

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 そうやってシジュウカラの動きを観察していると、栗畑にやってくる他の鳥たちに出会う機会が増えますが、今日の写真はそんな訪問者を3月26日に捉えたものです。
 1枚目は多分巣箱に巣作りをしているシジュウカラで、辺りを警戒しているのか、巣の近くの栗の木でしばらく過ごすことがありますが、その時の一枚です。

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 2枚目は、時々この栗畑を訪れるジョウビタキのオスで、地上に降りてはまた梢に戻るといった動きのを繰り返していますから、多分餌を捕っているのでしょう。
 3枚目は近頃、シジュウカラを観察するため栗畑をよく見ているせいか、良く見かけるようになったエナガです。真冬に比べると群れの個体数は減っていますが、この栗畑で最もよく見かける訪問者の一つです。

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 4枚目は、数日前に庭の隅に初めて植えたイチゴの苗で、もう花が咲き始めています。早すぎるような気がしますが、何とか実をつけてくれるようにと祈っています。
 使用機材のカメラはSony Cyber-shot RX10 Ⅳ 。大きな写真の撮影データは、焦点距離220mm、35ミリ版換算600mm、ISO 400、F 4.0、1/500sでした。また、大きな写真はクリックして更に大きく見ることが出来ます。
 

日本 巣箱とシジュウカラ

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 岐阜市近郊にある自宅の隣は栗畑になっており、ここに冬には様々な野鳥が訪れ、自宅のこたつに当たりながらその訪問者を観察できる絶好の場所となっています。
 冬に特によく見られるのは、ジョウビタキエナガシジュウカラシロハラキジバトヒヨドリカワラヒワなどで、時にはコゲラも見かけます。
 以前から、この栗畑が野鳥観察に適していることから、巣箱をかけて常に身近に野鳥を見ていたいと思っていましたが、これまでなかなか踏ん切りがつかず、実行できていませんでした。

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 そんなある日の今年1月19日、自宅近くの文殊公園で、ヤマガラが巣材のコケを運んでいるのを見かけ、もうそんな時期なのかと焦り、大急ぎで手持ちの材料で巣箱を作り、隣の栗畑にかけたのは既に2月の中旬でした。
 もう既にに遅かったかかと思っていたのですが、3月に入って、巣箱周りで動きがあることに気づき、観察しているとシジュウカラが巣箱に出入りしていることが分かりました。

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 今日の写真は3月27日に巣箱に、巣材を運び込む様子を捉えたもので、1枚目は栗の幹についているコケをはがしてクチバシ一杯ににくわえて、これから運び込もうとしている場面です。
 2枚目は巣箱のすぐ近くの栗の木の幹についているコケをはがしている場面で、3枚目が自宅の和室から見ることができる位置にかけた自作の巣箱です。
 シジュウカラがこのまま子育てに入り、この巣箱から元気な子供たちが巣立っくれたらと願っています。

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 使用機材のカメラはSony Cyber-shot RX10 Ⅳ 。大きな写真の撮影データは、焦点距離220mm、35ミリ版換算600mm、ISO 400、F 4.0、1/500sでした。また、大きな写真はクリックして更に大きく見ることが出来ます。

日本 サクランボの花

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 今日の写真は、岐阜市近郊にある自宅の庭の桜ですが、これはサクランボのなる木で、ほかのソメイヨシノよりも早く花が咲きます。3月20日のこの写真の撮影時点で既に満開に近い状態でした。
 このサクランボ、一昨年は見事に実が付き大豊作だったのですが、それがこの木を植えて初めてのことでした。ちなみにこの木の樹齢は30年を超えています。

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 去年も一昨年に続き実がなるものと期待したのですが、結果はゼロでした。自宅近くの民家にあるサクランボも一昨年、去年とうちの木と全く同じ状態でしたから、それを見る限り木による個体差とは思えません。サクランボの実のなる年とそうでない年の差は何なのでしょうか。

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 一昨年と去年の違いは、私の観察では花の付き方が違っていて、去年は花がまばらでしたが、一昨年はそれがびっしりと付いていました。今年は花が多かったように思いますから、期待は高いのですが。
 1枚目の写真は、花に来たミツバチですが、今年は満開時に雨が降ったり風が吹いたりと、いつもよりミツバチの訪問が少なかったように思います。
 2枚目、3枚目は青空に映える満開時の花で、ソメイヨシノほどのピンク色はありませんが、白い花で美しく、散り際にはベージュ色に変わります。

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 使用機材のカメラはSony Cyber-shot RX10 Ⅳ 。大きな写真の撮影データは、焦点距離220mm、35ミリ版換算600mm、ISO 400、F 7.1、1/1,000sでした。また、大きな写真はクリックして更に大きく見ることが出来ます。

ベリーズ 街中を飛ぶインコたち

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 中米の国ベリーズは、熱帯地方に位置しており、日本では見られない野鳥がたくさん生息していますから、時には思いがけないような光景に遭遇します。
 ベリーズの空の玄関は、この国最大の都市であるベリーズシティにありますから、ベリーズを訪れた際には、まずべりーズシティを訪問することになります。

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 そのベリーズシティでまず目につく野鳥が空を舞うハゲワシで、中南米が初めての方はそれを見て驚かれるのではないでしょうか。なぜなら何といってもハゲワシは野生の王国の主役の一つですから。そのハゲワシが都市の上空を舞っている光景には大きな違和感を感じます。
 しばらく街に慣れてくると、上空をうるさく飛び回る野鳥に気づきますが、それが今日の写真のインコたちです。
 インコは日本に生息しておらず、動物園かペットショップで見かけるだけですが、こちらではごく普通に飛び回っています。ベリーズ着任当初、美しいインコが飛び回る光景にも私は大変驚きました。

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 1枚目はベリーズシティで日常的に見られる2種のうちの一つ、ホワイトフロンテッド パロットで、頭の赤色とカラフルな翼が特徴的な美しい鳥です。いつもカメラを持ち歩けば、こういった飛び過ぎるインコの撮影チャンスに巡り合えます。
 2枚目は、少し郊外に出るとみられる種類で、頭の黄色と黄緑色の体色が目立つ中型のインコです。撮影場所はこの国唯一の動物園です。
 3枚目は、やはり同じ動物園での撮影で、この種類もやはり郊外で見かけることの多い種類です。
 このほかにも日本では見られない様々な鳥がおり、毎日驚きの連続で飽きることはありません。

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 使用機材のカメラは Sony α77Ⅱ、レンズは Sony 70-300mm F4.5-5.6 G SSM。大きな写真の撮影データは、焦点距離300mm、35ミリ版換算450mm、ISO 400、F6.3、1/540sでした。また、大きな写真はクリックして更に大きく見ることが出来ます。
 

日本 日本の代表的猛禽 トビ

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 昨日はこのブログ上で、かつて滞在していたベリーズの自宅上空を舞う鳥たちをご紹介しましたが、今日はその日本版です。
 岐阜市近郊にある自宅周辺は、濃尾平野から山間部に変わるのその入り口付近で、低い山の谷間の中央を根尾川が流れ、その両側に農地が広がっています。

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 その上空で舞う鳥たちを見かけるのですが、これまでにトビはもちろん、オオタカハイタカノスリなどを確認しています。でもトビ以外は見かける機会は非常に少なく、ノスリ以外はこれまで数えるほどしかありません。

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 トビはその数が多いことから日常的に見かけ、我々日本人には珍しくもなんともなく、普段注目を集めることはないのですが、外国から来た人々は、割と大きな猛禽がこれほど人々の身近にいることに驚くようです。
 こういった話を聞くと、トビが大型の猛禽であることを再認識しますし、その姿をカメラに捉えてみると、猛禽独特の姿が美しいと改めて思います。

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 今日のトビの写真はいずれも自宅周辺で見かけたものです。
 ちなみに図鑑に拠れば、トビは動物の死体を食べることが多いのですが、生きている小動物も捉えるそうです。京都の河原では人の持っているハンバーグも狙うようです。

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 使用機材のカメラはSony Cyber-shot RX10 Ⅳ 。大きな写真の撮影データは、焦点距離220mm、35ミリ版換算600mm、ISO 400、F 4.5、1/1,000sでした。また、大きな写真はクリックして更に大きく見ることが出来ます。