中米の国ベリーズの最大の都市であるベリーズシティから、車で30分ほど西に行くと、いくつかの小さな集落を過ぎた所で、この国最大の川であるベリーズ川に架かる橋に出会います。
この川の両岸は大きな木が茂るうっそうとしたジャングルになっており、その地面は川の水位によって水が着く湿地のような状態ですから、陸側からは容易に近づけません。
舟で川に漕ぎ出し水上からこの森を観察する以外に、森をじっくり見ることができるのは橋の上からしかありません。
ある日この橋の上から周りを見ていた時、川岸の木の梢に1枚目の写真のとおり Laughing Falcon(ラーフィング ファルコン)が羽を休めているのを発見しました。このタカはヘビが大好物で、いつも木の上から地上を眺めている場面に出食わします。
そしてそのタカからそれほど遠くない所に、いつもグリーンイグアナがたむろしている木があり、この日も2枚目の写真の通り大きなオスが日光浴を楽しんでいました。
もしかしたらイグアナはタカの餌の対象かもしれませんが、これほど大きくなると襲うことができません。何しろこのイグアナ、尻尾を含まない体長だけでも1m近くあるのですから。
橋から上流方向を見た川の様子は3枚目の写真の通りで、両岸にはこのように人の入る隙間がないほどにびっしりと樹木が茂っています。この川、幅はそれほどではないのですが、深く、水量が多いようです。そして雨期の洪水期には水位が上がり、川幅はぐっと広がります。
使用機材のカメラは Sony α77Ⅱ、レンズは Sony 70-300mm F4.5-5.6 G SSM。大きな写真の撮影データは、焦点距離300mm、35ミリ版換算450mm、ISO 400、F8.0、1/1,000sでした。また、大きな写真はクリックして更に大きく見ることが出来ます。