写真紹介 on Line

カメラと写真を楽しむ豊かな生活、そして鳥が大好き

日本 初めてのキバシリ(文殊の森公園にて)

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 6月20日の土曜日、3日ぶりの晴れの日となり湿度が低いためか肌寒い朝を迎えました。天気予報ではお昼に気温が高くなるとのことですが、この湿度ならば真夏のような暑さにはなりません。そこでいつものように自宅近くの文殊の森公園に行くことにし、カメラとレンズは手持ちの機材の中で最も重い組み合わせを持っていくことにしました。この重いが高性能の機材の選択がぴたりと的中し、私が日本で生まれて初めて見る鳥に出会い、それを撮ることができました。それが今日の写真のキバシリです。

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 日本でキバシリといえば多分この写真の1種類だけのようで手持ちの図鑑にはこれしか出ていません。今日このキバシリに出会って思ったのですが、彼は葉の茂った暗い林の中を鳴き声も立てずに飛び、幹に張り付いたように素早く走り回りますから、よほど注意していないと見逃してしまいます。派手な体色だったりキツツキのようにドラミングでもしてくれればまだ見つけやすいのですが。

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 キバシリに関しては海外では何度も出会ったことがあり写真も撮っています。私が滞在していいたコスタリカベリーズではキバシリは数種類が生息しており、数も多いのでしょう、時々出会いますからそれほど珍しい鳥ではありません。この写真はベリーズで撮影したもので、名前は Spotted Woodcreeper(スポッティッド ウッドクリーパー)です。この Woodcreeper がキバシリの総称だそうです。

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 使用機材のカメラはSony α6600、レンズは Sony 100-400 GM OSS。1枚目の写真の撮影データは焦点距離400mm、35ミリ版換算600mm、ISO2,500、F 5.6、1/500sでした。1枚目の写真はクリックして大きく見ることができます。

日本 背景は谷汲山華厳寺参道の新緑

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 岐阜市近郊にある自宅から車で10分ほどの距離に、春の桜、秋のモミジで人気のある谷汲山華厳寺があります。また新緑の季節も魅力的で長い参道の散歩を兼ねて時々参拝します。1㎞近くある参道の両側には昔ながらの伝統的な日本家屋でできた土産物や茶店が並び、それらを見ながら歩くのは楽しいものです。今日の写真は6月4日に訪れたもので、若葉が美しい時期でした。

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 参道に並ぶ同じような茶店でもそれぞれが特徴を出そうと店構えに工夫が見られ、また喫茶に重きを置く店、この地方の名物である味噌おでんをメインにするところ、お昼の定食に力を入れる店などサービスにも違いがあります。店の中に入ると大抵は土間があって、その奥に田の字型の8畳間四つの畳敷きに座卓が並び、そこに座るとお盆に帰省したような懐かしい気分になります。

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 参道の両側には桜とモミジが交互に植えられており、春と秋のどちらでも楽しめるようになっているのですが、初夏の若葉も魅力的で、特にモミジは美しいと思います。この写真の背景は華厳寺の山門です。

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 使用機材のカメラは RICOH GX200。1枚目の写真の撮影データは焦点距離 10.1mm、35ミリ版換算 47 mm、ISO 64、F 3.8、1/125sでした。1枚目の写真はクリックして大きく見ることができます。

ベリーズ  Brown-crested Flycatcher(ブラウンクレステッド フライキャッチャー)

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 中米の国ベリーズに滞在していた頃の住まいは、この国一番の都市であるベリーズシティの住宅地にありました。街の中心部から車で15分ほどの距離です。ベリーズシティはカリブ海に突き出た扇状地であるため市内総てで標高が低く水場がたくさんありますから、市内であっても多くの野生動物が生息しており、人と動物の関係がとても近い街 です。
 この写真は自宅から歩いて5分ほどの距離にある市内を流れるベリーズ川のほとりで出会った Brown-crested Flycatcher(ブラウンクレステッド フライキャッチャー)です。

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 このフライキャッチャーも他のこの国の野鳥と同じく人をあまり怖がらずとてもフレンドリーで、かなり近くまで寄ることができます。この時も我々がいるすぐ近くの杭に来て、まるで自身が捕まえた獲物を自慢するかのように見せに来きました。彼がくわえているのはトンボです。

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 この鳥も好奇心が強いようで我々の近くからしばらく離れようとせず、盛んにこちらを見ては首をに練っていました。でももしかしたら近くに彼らの巣があり、我々を警戒していたのかもしれませんが。

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 自宅近くのフライキャッチャーに出会ったベリーズ川の様子はこんな感じで、両岸は背の高いマングローブの木でおおわれています。ですから川に近づけるのはマングローブを切り開いた場所に限られます。ここは川にボートを出し入れために作られた船着き場です。

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 使用機材のカメラはSony α77Ⅱ、レンズは Sony SONY 70-300mm F4.5-5.6 G SSM。1枚目の写真の撮影データは焦点距離300mm、35ミリ版換算450mm、ISO500、F 5.6、1/500sでした。1枚目の写真はクリックして大きく見ることができます。

日本 コンパクトカメラ RICOH GX200 の接写性能を試す

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 今日は大分前に購入しながらも一度も使うことなく防湿庫に眠っていたコンパクトデジタルカメラを、今後処分するにしても使わないままに手放すのはあまりにもカメラに申し訳ないことから、今後しばらく使うことにしました。こういった経緯で岐阜と福井の県境にある冠山峠に行った際に風景や人物を撮った(6月5日の掲載)のですが、その印象は悪くありませんでした。
 そこでこのカメラで接写性能を試そうと撮ったのが今日のこれらの写真です。1枚目はハッサクの葉の上の全長2㎝ほどの小さなバッタで、画質を一眼レフと比べるわけにはいきませんが、コンパクトでここまで写れば満足だと思います。

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 これは自宅庭のジュンベリーです。これが色ずくとヒヨドリが毎日何度もこの実を狙ってやって来ます。彼らは熟す直前に採ってしまうため、人間には一つも回ってきません。まるで彼らのために作っているようなものです。ヒヨドリは姿や生態、鳴き声さえも好きになれません。ところでこの写真の発色や背景のボケはいい感じです。立体感も感じます。

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 こちらはやはり自宅庭になった今年は豊作のブルーベリーですが、これもヒヨドリの標的になります。色ずく前にネットで囲うつもりです。こちらもいい感じで、実際のブルーベリーそのままの発色です。背景のほけもきれいです。

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 こちらも自宅庭の夏ミカンの花です。夏ミカンはヒヨドリの標的になりませんから安心ですが、去年はカラスに1個食べられました。でも1個なら我慢できます。こちらもしっかりした描写で白が気持ちよく出ていると思います。これらの接写結果はどれも高いポイントで満足でした。

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 使用機材のカメラは RICOH GX200。1枚目の写真の撮影データは焦点距離 5.1mm、35ミリ版換算24 mm、ISO 64、F 2.5、1/80sでした。1枚目の写真はクリックして大きく見ることができます。なお他の総ての写真も焦点距離は 5.1mmで同じです。

日本 6月16日に文殊の森公園で出会ったキビタキ、メジロ、サンショウクイ

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 6月16日の今日は、昨日とうって変わって湿気の少ない少し肌寒い朝で明るい日差しのあるさわやかな日となりました。こんな日は山に登るに限ると昨日に続いて、岐阜市近郊の自宅からほど近い文殊の森公園に出かけました。
 1枚目は近頃この公園で必ずと言っていいほど出会うことができるようになったキビタキです。この鳥は葉の茂った暗い場所を好みますから気を付けていないと見逃してしまいそうです。去年まで見ることができなかったのは多分そのせいで見逃していたのだと思います。この写真の場所もISO 3,200と非常に暗い場所でした。

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 こちらはおなじみのメジロです。彼らは今でも集団で木から木へと移動しながら虫などの餌探しをしていますが、子育てをしているのでしょうか。それとも子育てをしていても彼らはいつも集団で行動するのでしょうか。

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 今日もいつもと同様にコゲラに出会い撮影もしましたが、ご覧の写真の通りサンショウクイにも出会えましたのでこちらを掲載します。彼は今日もいつものように盛んに首をかしげていました。彼には何か不思議なものが見えているようです。

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 これは山口城に通じる登山道の道端に咲いていました。自宅庭でもよく見る雑草だと思いますが、シンプルながら可憐でとても美しい花だと思います。

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 使用機材のカメラはSony α57、レンズは SONY DT55-300。1枚目の写真の撮影データは焦点距300mm、35ミリ版換算450mm、ISO 3,200、F 5.6、1/250sでした。1枚目の写真はクリックして大きく見ることができます。

日本 6月15日に文殊の森公園で出会ったキビタキ等

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 今日6月15日、5日間降り続いた雨が上がり朝から弱いながらも明るい日差しがあります。まだむしむしと湿度は高いのですが、雨で出かけられなかった、岐阜市近郊にある自宅からほど近い文殊の森公園に久し振りに行ってみました。
 今日は雨上がりの週日だからでしょうか、駐車場には5台ほどの車しか見られません。でも登山道では結局誰にも会わずじまいでした。
 この写真は登る途中で見かけたキビタキで、かなり近づくことができました。でも周りが日陰で暗かったため、なかなか思うようにピントが合ってくれず少し甘い描写になっています。絶好のチャンスだったのですが。現在RX10Ⅳと70-300のGレンズが故障で使えないため仕方ありません。

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 こちらは駐車場からほど近いサザンカの並木のところで出会ったメジロで、枯れ葉が重なった地面からいも虫のようなものを引っ張り出し食べていました。どんな動物もそうですが、餌が近くにある時は人間が近づいてもすぐに逃げようとはしません。

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 この公園ではメジロとともに、ほぼ毎回のように出会えるコゲラです。でも何度見てもかわいらしく、いつも必ずカメラを向けてしまいます。こういった虫を食べる鳥がどんどん増えて木々を守ってほしいものです。

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 こちらは山口城跡の頂上で出会ったツマグロヒョウモンです。この頂上ではほぼ毎回のように見かけますから彼らはよほどここがお気に入りなのかもしれません。小石の上で羽を広げてじっとしていました。コジマネットの図鑑に次のような記述があります。「野原や公園などに広く生息し、都市周辺ではヒョウモンチョウの中で最も見る機会が多い。もともと南方系のチョウだが、幼虫がパンジーなどスミレ類を広く食べることから園芸植物にまぎれて広がった。」

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 使用機材のカメラはSony α57、レンズは SONY DT55-300。1枚目の写真の撮影データは焦点距300mm、35ミリ版換算450mm、ISO 1,250、F 5.6、1/500sでした。1枚目の写真はクリックして大きく見ることができます。

日本 背景は谷汲山華厳寺の参道の店

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 岐阜市近郊にある自宅から車で10分ほどの距離に、日本最古の観音霊場である西国三十三番満願霊場で結願・満願のお寺として有名な谷汲山華厳寺があります。山門までの長い参道には桜とモミジが交互に植えられており、春の桜、秋の紅葉の時期にはたくさんの人が訪れます。今日の写真はその参道でのものですが、1枚目の写真の背景は手作りの「ういろう」が売り物の三枡屋さんで、並んだ格子戸が伝統的な美しさを見せています。

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 こちらは上記の三枡屋さんの2件手前の松屋さんで、伝統的な日本家屋の外観が美しい店です。お店まわりが清潔そうで店員さんの愛想もよく、また一皿400円の味噌おでんがおいしく、たくさんあるお店の中で、おでんを食べるのはこの松屋さんにしています。おそばもいけます。

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 こちらのお店は三枡屋より山門に近いもみじやさん。このお店も味噌おでんや田楽が売り物で、また手頃な値段でお昼の定食が食べられます。このお店の建物も伝統的な美しさを見せており、お昼時に椎茸定食などのにおいをかぐとつい入りたくなってしまいます。
 この華厳寺参道は昔の日本の伝統家屋が並び、歩いていてとても楽しい場所ですが一つ残念なのは、山門近くの駐車場を開放している日は参道を自動車が通るため、歩くのに余計な注意が必要なことです。

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 使用機材のカメラはSony α7Ⅱ、レンズは Tamron SP AF28-75 XR。1枚目の写真の撮影データは焦点距45mm、35ミリ版換算45mm、ISO320、F 4.5、1/80sでした。1枚目の写真はクリックして大きく見ることができます。