昨日のこのブログでお伝えしたのと同じ日、ここ中米B国のバードウオッチングで最も有名なクルックドツリー野生生物保護区でのお話です。
水鳥たちが群れて訪れる、大きな湖の湖畔に建つホテルの敷地内で、庭木などに来る野鳥を撮っていたところ、このホテルの専属ガイドの人が、巣にヒナたちがいる場所を教えてくれました。しかし最初、彼らの素晴らしい保護色のため、近いにもかかわらず、指で場所を指されてもなかなか見えませんでした。一旦見つけてしまえば楽なのですが、それにしても素晴らしい保護色です。
さて、そこには写真の通り、とてもかわいらしいVermilion Flycatcher (バーミリオン フライキャッチャー)の3羽のヒナたちが、巣の縁に立ち親鳥が餌を運んでくるのを待っています。
下の小さな写真が、このヒナたちの母親で、何か虫のようなものを咥えていますが、これがヒナたちへの餌です。その給餌の瞬間を撮ろうとしたのですが、ところが、親鳥の動きがあまりにも素早く、うまくいきませんでした。
それにしてもこの巣、人の往来のある道路横の柵にしてある支柱に造られているのです。
日本のツバメは屋内の、人が出入りする場所に巣を架けますが、通常、そこは人の手が届かないような高い場所です。しかしこのフライキャッチャーは、通行人のだれもが届く場所に造っています。人間への信頼が厚いのですね。うらやましい関係ですね。
カメラはSony α77Ⅱに、レンズはSony 70-300 G SSM。大きな写真の撮影データは、35ミリ版換450mm、ISO400、F7.1、1/800sでした。また、大きな写真はクリックして更に大きく見ることが出来ます。