中米の国ベリーズに住んでいた頃、この国の最大の都市にある自宅から車で30分も走ると、緑濃いジャングルとそれを切り開いた牧草地、そして所々に人家がある農村風景があります。
その道の両側は切り開かれた牧草地がほとんどですが、一部に大木の茂る、樹木の密度の濃いジャングルの縁になっている区間があります。
樹木の少ない開けた場所では、鷹などの猛禽類やトキ、サギなどの水鳥を多く見かけ、樹木の密生するジャングルの縁では、非常に多くの種類の野鳥を見かける機会があります。
今日の写真は、このジャングルの縁を車で通過中に見つけたカッコウとオリオールで、この2羽が同じ場所に同時にいたことから、どちらにカメラを向けるのかを迷いながら撮った2枚です。
どちらの鳥もフォトジェニックな対象ですから撮り逃したくはありませんが、カメラは一台、悩ましい選択でした。
幸いにも、この2羽ともが人に対する警戒心が低く、長い時間カメラの前でポーズをとってくれましたから幸運でした。
ところでこの小さな写真のオリオール、いつもこのブログに登場するオレンジ色の目立つフーデッド オリオールより黄色が強いですから、もしかしたらフーデッドでない他の種類かもしれません。
使用機材のカメラはSony α57に、レンズは Sony DT55-300。大きな写真の撮影データは、焦点距離300mm、35ミリ版換算450mm、ISO 400、F8.0、1/100sでした。また、大きな写真はクリックして更に大きく見ることが出来ます。