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ベリーズ 間近で見る Common Black-Hawk (コモン ブラックホーク)

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 7月21日のこのブログ上で、ベリーズで見られるあるタカのお話をしました。それはそのタカが、ベリーズ最大の都市であるベリーズシティの住宅地にある自宅すぐ近くの、空き地の水たまりを訪れた時の様子でした。
 その時のタカはしばらくして飛び立ったのですが、遠くには行かず、なんとこの空き地とは反対側の自宅隣の林の木に停まったのです。察するに我が自宅周辺で何か獲物を見つけ、そのため去り難かったのでしょう。それが今日の写真です。

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 このタカはハヤブサオオタカのように、飛んでいる様な生きている鳥を襲って獲物を得るタイプではなく、どちらかと言えばトビのように雑食性が高く、また既に死んでいる動物を餌にしているようです。
 でもトビよりもはるかに大きく鋭いクチバシは、硬い獲物の肉を裂くためと思わることから、虫やネズミだけではなく、大きな動物の死骸も餌としていると思われます。
 このタカ、顔つきは猛禽類の特徴である鋭い目を持った精悍なものでなく、つぶらで大きな、どことなくやさしさ漂う目を持っていることからも、荒々しい性格でないと想像できます。
 そんな印象の Common Black-Hawk (コモン ブラックホーク)ですが、遠くから見る黒い体色は精悍さを強調しており、その中で尾羽の白い線が目立ち、翼が幅広く尾羽が短かめで体型が良く、上空で飛翔する姿はとても美しく見栄えがします。

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 下の小さな写真は、遠くで旋回する姿を、腹ではなく背側から捉えた一枚ですが、本当に格好いいですね。私の好きな野鳥の一種です。
 使用機材のカメラはSony α57に、レンズは Sony DT55-300。大きな写真の撮影データは、焦点距離300mm、35ミリ版換算450mm、ISO 400、F7.1、1/800sでした。また、大きな写真はクリックして更に大きく見ることが出来ます。