今日の写真は、ベリーズにいた頃に住んでいた、ベリーズシティの住宅地にあった自宅近くの、売地となっている空き地で見かけた Limpkin (リンプキン)で、くわえているのはタニシです。
この空き地は50m四方ほどの大きさの湿地となっており、一年を通じて土地の半分ほどは常に水があり、水草が生えています。雨期ともなれば、その間は水に浸かりっぱなしになってしまいます。
この街は土地の標高が低いことから、このような湿地が多く、建築する場合は埋め立てする必要があります。ですから空き地となっている場所は、ほとんど例外なく湿地状態なのです。
このように街中においても水場が豊富なことから、そこに住む水生動物などを狙って、市街地であっても野鳥が多いのです。
写真のリンプキンはタニシを食べますが、他にタニシだけを餌にするタニシトビや、タニシを好物とする雑食のブラックバードがおり、彼らにとってこの水場のタニシはなくてはならない貴重な餌なのです。
2枚目の写真で、草の茎についている白いものが見えますが、これがタニシの卵ですが、最盛期にはびっしりと草に付きます。
ところで、タニシトビはカギ型のくちばしで器用に身を引き出すのですが、このリンプキンは、どのようにしてタニシの身を得るのでしょうか。気になります。
使用機材のカメラはSony α57、レンズは Sony DT55-300。大きな写真の撮影データは、焦点距離300mm、35ミリ版換算450mm、ISO 400、F8.0、1/1,000sでした。また、大きな写真はクリックして更に大きく見ることが出来ます。