今日の写真は中米の国ベリーズの、当時住んでいたこの国最大の都市ベリーズシティの、市街地中心部から車で15分ほどの距離にあった自宅周辺の様子です。ベリーズシティはカリブ海に突き出た扇状地にあり、海抜は低くあちこちに水場がありますが、それはかつてここがマングローブの茂る湿地だった場所だったからです。よって市街地であろうと自然は豊かで、様々な動物が身近に生息しています。自然好きの日本人の私から見るとここは人間と動物が共存している理想的な場所なのです。1枚目の写真の背景は市内を南北に分けて流れるべリーズ川の支流で、運が良ければここでクロコダイルやマナティ（ジュゴン）が泳ぐところを見ることができますし、1mを優に超えるイグアナがよく見かけます。ちなみにここは週末の日課にしていた散歩の折り返し地点となっていました。
2枚目はヤシ科の木、たぶんパームツリーの実の中に姿を見せた、鮮やかなオレンジ色が目立つフーデッド オリオールです。彼はこの木に着く虫を探しているのだと思います。この赤い実はキツツキやトロゴンの好物で、時々ここで彼らを見ることができます。
3枚目は散歩コースの途中にある空き地の湿地で餌を探すウッドストークとリトルブルーヘロンです。ブルーヘロンはともかく、大型の水鳥であるウッドストークは街中に姿を見せるような種類ではないはずですが、ベリーズではこうして時々姿を見せます。ベリーズでは他の国では考えられないような光景が広がっています。
カメラはSONY α57、レンズはSony DT55-300 。1枚目の写真の撮影データは焦点距離60mm、35ミリ版換算90mm、ISO 400、F 7.1、1/250sでした。1枚目の写真はクリックして大きく見ることができます。
