今日の写真は、岐阜市近郊にある自宅周辺で見かけけたトンボ、オニヤンマです。
トンボを見るといつも思うことがあります。それは、トンボのあの薄い羽根がトンボの飛翔を可能にしているのですが、あの薄さであの長さ、透明な膜の中に葉脈のような黒い線が入っており、それが羽の構造の総て。
それで羽根は折れることなく、自身の体を飛ばすだけの強さを持っています。また飛翔の時の羽の動きは、上下の少しの距離を震わせるのように往復し、空中を自在に飛び回ります。素晴らしい素材で、また素晴らしい力学の効率の良さでこれを可能にしているのです。
人間の科学は総て自然から学んでいるのですが、メカニズムの塊のような昆虫、特にトンボにそれを感じるのですが、新しい発想の航空機を作る際に、彼らから学ぶことが多くあるような気がします。
このトンボの形はヘリコプターそのものですね。
使用機材のカメラは Sony α7Ⅱ、レンズは SONY DT55-300 F4.5-5.6。大きな写真の撮影データは、焦点距離300mm、35ミリ版換算450mm、ISO 800、F 6.3、1/800sでした。また、大きな写真はクリックして更に大きく見ることが出来ます。