カリブ海の島国セントルシアは、国土が日本の淡路島ほどの面積で、島の成り立ちが火山の噴火によることから、地形は急峻で、平野部が少ないのが特徴です。
しかし島の北部と、南部の一部は風化や浸食によって高低差の少ない穏やかな地形となっていることから、人口はこの両端に集中しています。
この南北を除いた島の中央部の地形は険しく、人が容易に開発できないことと、島としては雨が多いことから深いジャングルとなっています。その深いジャングルのおかげで水源に恵まれ、一年を通して飲み水に困ることはほぼありません。
それどころか、この水をカリブ海クルーズの大型客船に売って収入を得ているほどなのです。ですからセントルシアにとっては、ジャングルの緑は貴重な国家財産で、その多くは国立公園として保護されているのです。
そしてもう一つの財産が今日の写真の、島の西側中央部にそびえるピトン山です。この三角にとがった双子の険しい山は、周辺の海も含め世界遺産となっており、多くの観光客を集める貴重な観光資源なのです。
1枚目の撮影場所もそうなのですが、周辺にはたくさんのこのようなホテルがあり、世界中からこの特異な景色を見るために人が訪れるのです。因みにこのピトン山でハリウッド映画のスーパーマンの撮影が行われたそうです。
皆さんももし余裕があれば訪れてみてください。楽しめると思います。
使用機材のカメラは Panasonic DMC LZ2。大きな写真の撮影データは、焦点距6.1mm、35ミリ版換算37mm、ISO 80、F 5.6、1/250sでした。また、大きな写真はクリックして更に大きく見ることが出来ます。
それにしてもこのカメラ、思いのほかよく写ります。