昨日のこのブログ上で、岐阜市近郊にある自宅から61㎞あまりの位置にある彦根城のお話をしました。
昨日の1枚目の写真は、左右が対象で天秤に似ていることから天秤櫓(てんびんやぐら)と言われる建物と、それに続く廊下橋(非常時には落とし橋となる)でした。
今日の1枚目の写真も同じ場所ですが、これは橋の上から撮ったアングルで、石積みの詳細がよく分かります。この背景となっている石積みは他に比べて、この城の中で多分唯一石の面を揃えたきれいな積み方をしているのですが、オリジナルではなく修復したのでしょうか。天守の石垣でもこれほどまでにきれいに積まれていません。
この天秤櫓をくぐるといよいよ場内ですが、2枚目の写真の通りここからまた坂を上ります。坂は急ではないのですが、土止め用にに置かれている石は綺麗に並んでおらず、また高さも揃っていないことから歩きにくいのです。足元を見ていないとけつまずきそうにあります。
これってもしかして敵が攻め込むときのことを考えての仕掛けなのかもしれません。とても現代の観光用に造った代物とは思えません。
この歩きにくい坂を上ると、3枚目の写真の通りいよいよ美しい天守が見えてきますが、その前にもう一度大きく曲がって、天守への最後の門、太鼓門櫓をくぐります。
こうして下から天守までの道のりを歩いてみると、この城の強固な守りの構造を実感できます。この城は太平の世のものでなく、戦乱を想定して造られた実戦用の砦なのですね。
この城の更に詳しい説明は以下のサイトでご覧いただけます。
http://www.hikoneshi.com/jp/castle/
使用機材のカメラはSony Cyber-shot RX10 Ⅳ 。大きな写真の撮影データは、焦点距離10.2mm、35ミリ版換算28mm、ISO 400、F 8.0、1/1,000sでした。また、大きな写真はクリックして更に大きく見ることが出来ます。