6月11日のこのブログで中米の国ベリーズの、この国最大の都市であるベリーズシティから車で1時間ほどの距離にあるクルックドツリー野生生物保護区のカワセミについてお話ししました。今日はその続きです。この保護区では多くの種類のカワセミを見ることができるのですが、その中で最大なのが今日の Ringed Kingfisher (リングド キングフィッシャー)で、全長が41㎝と、日本の小型のカラスほどの大きさに達します。
この写真のように湖畔の水上に張り出した木の枝に停まって水中の魚を狙ったり、時には空中でホバリングし水中の獲物を探します。彼は体が大きいだけに飛び込んだ時の水音は大きく、ミサゴと並んで彼らの漁は迫力があります。一方で、こうして木陰で出会うとハッとするほど美しい鳥でもあるのです。
湖で岸から離れて漁をしている場面です。近くに止まり木がないときはこのまま上昇しホバリングに入ります。岸から彼らの動きを追っていれば運よく狩りの瞬間に出くわすことができます。
周りはこんな風景で、たくさんの水鳥たちが魚を捕っています。ここに写っているハゲコウなどは、中には50㎝に達するような魚を捕らえ丸のみにしています。彼らがこんな単純な方法で魚を捕らえることができるのですから、いかにここの魚影が濃いかお判りいただけると思います。自然が豊かですね。
使用機材のカメラはSony α77Ⅱ、レンズは Sony SONY 70-300mm F4.5-5.6 G SSM。1枚目の写真の撮影データは焦点距300mm、35ミリ版換算450mm、ISO800、F 5.6、1/200sでした。1枚目の写真はクリックして大きく見ることができます。