写真紹介 on Line

カメラと写真を楽しむ豊かな生活、そして鳥が大好き

シンガポール 住宅団地公園の野鳥など

 今日はシンガポールで出会った野鳥たちのご紹介の続きです。1枚目は既に以前登場しているハチクイで、ブルースローテッド ビーイーターという種類です。ハチクイはこうして枝の先近くに停まり、飛んでいる虫を探します。見つけると素早く飛び出し素晴らしい飛行能力を駆使して小さな虫をくちばしで捕らえます。それを何度も繰り返しますから飛んでいる姿を捉える機会は多かったのですが、彼らのスピードが速すぎて無理でした。背景が何もない大空であれば可能性はあるのですが。翼を開いた時の特徴ある飛行姿は他の種類にはない魅力があります。

 2枚目は中米にいた、のどのひだを広げるアノールのようなトカゲです。アノールのひだはオレンジ色でしたがこちらはご覧の通り黄色です。でもこのトカゲはとても特殊な能力を持っています。それは何と空を飛ぶのです。その名もフライングドラゴン、もちろん飛ぶといっても滑空なのですが。今回たまたまその場面に遭遇し、このトカゲがどこからか飛んできてこの木の幹にピタリと着いたのを目撃しました。最初は虫かと思ったのですが、それがトカゲだったので驚きました。フライングドラゴンに出会っただけでなく、その飛ぶ姿も見られたのは幸運でした。

 上記のハチクイやフライングドラゴンに出会ったのはこの公園です。この辺りはダウンタウンに近い住宅団地で高い住居ビルが林立しています。近くを走る地下鉄はこの辺りでは地上を走っているのですが、シンガポールを南北に走る主要路線です。この公園はその線路に沿ってあり、付近住民の憩いの場となっています。公園の管理は行き届いており、さびれた感じは全くありません。こういった団地内の公園でも自然環境に溢れ、多くの野生を見ることができます。ここではハチドリ(サンバード)も見かけました。

 この写真は住宅団地内で出会ったもので、このコンゴウインコはこの国の鳥類図鑑には載っていませんから多分中南米からの輸入でしょう。飼い主は電話の人で、いつもここでこのインコを飛ばしているそうです。飼い犬の散歩と同じ感覚です。団地でもインコやその他の野鳥を飼っている人は多く窓外の鳥かごをよく見かけます。
 使用機材のカメラはSONY Cyber-shot RX10 Ⅳ。1枚目の写真の撮影データは焦点距220mm、35ミリ版換算600mm、ISO 400、F5.6、1/250sでした。1枚目の写真はクリックして大きく見ることができます。