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カメラと写真を楽しむ豊かな生活、そして鳥が大好き

ベリーズ アルツンハ遺跡にて

 今日の写真は中米ベリーズの、この国最大の都市であるベリーズシティから車で1時間ほどの距離にある古代マヤ遺跡公園アルツンハで撮ったものです。ベリーズ国内には多くのマヤ文明の遺跡があり、修復されているもの、そうでないものなど多くが国内に散らばっています。このアルツンハ遺跡は中規模のピラミッド群ですが大型クルーズ船が寄港する都市に最も近く、また道路が舗装されておりアクセスが良いことから国内有数の観光スポットになっています。ここにあるすべてのピラミッドの頂上に登ることができるのは大変魅力ですが、そのほかにこの公園がジャングルに囲まれていることから野生との出会いが期待できることもまた楽しみの一つです。1枚目は園内でも良く見かけるトカゲのバシリスクですが、何と言ってもこのトカゲは水上を走ることから有名です。運が良ければその様子を目撃することができます。

 2枚目は公園全体の半分をピラミッドの上から写したものです。遺跡のピラミッドは中央に広場を据えて、それを取り囲むように配置されていますが、他のマヤ遺跡でも同様な傾向が見られます。かつてはこの広場は人を集めるための儀式の場所だったのかもしれません。公園の周りはジャングルに囲まれている様子が分かります。

 3枚目は園内で見かけた倒木です。これは多分他の木に取り付いてその養分で自身が育つストラングラーツリーの被害にあっている木が、ストラングラーツリーともども倒れたのだと思います。日本でこのラングラーツリーを見かける機会はないのですが熱帯ではごく普通に繁殖しています。その性質は実に奇妙なもので自然の多様性を実感するものです。

 使用機材のカメラはSONY Cyber-shot RX10 Ⅳ。1枚目の写真の撮影データは焦点距300mm、35ミリ版換算400mm、ISO800、F5.6、1/320sでした。1枚目の写真はクリックして大きく見ることができます。