中米の国ベリーズのこの国最大の都市ベリーズシティから、車で1時間ほどの距離に古代のマヤ遺跡アルツンハ公園があります。ここは国内にいくつかあるマヤ遺跡群の中で都市に最も近いことや、アクセスが良いことなどから人気の観光スポットになっています。アルツンハは国内の遺跡としては中規模で、この園内にあるピラミッドのいくつかはきれいに修復されており、それらのどれも頂上まで登ることができます。ただそれだけに留まらず、ここでは遺跡に登って積み石に触れることができるといった魅力の他に、遺跡公園周辺がジャングルであることから様々な野鳥や獣、日本にはいない昆虫やトカゲなどを見ることができることです。今日ご紹介の写真の1枚目はブラックヘッディッド トロゴンで、この国見られるトロゴンの仲間の中では最も地味な体色を持っています。
上の1枚目とこの2枚目はメスで、おなかの黄色以外に鮮やかな部分はありません。でもこのトロゴンは仲間の中では最も数が多くベリーズシティ市内でも見かけることができます。彼らは人をそれほど恐れませんからとても親しみの湧く種類です。
こちらがオスで、メスに比べると背中の色がとても美しく魅力的な羽毛を持っています。彼らは仲間内で鳴き交わしますから見つけるのはそれほど難しくありませんから、この公園内でよく見かけることができます。この写真の背景がジャングルっぽくっていいですね。
この写真は園内で一番高いピラミッドの頂上で撮りました。ピラミッドの斜面は本来石積みだったのですが長い年月の間に崩れ土の表面となり、そこに木が生えて森になってしまっています。ですから頂上にもこうして木の枝葉があるのです。政府はもちろんこの貴重な遺産を早く修復したいのですが何しろ予算と人材が足りません。
使用機材のカメラはSony α77Ⅱ、レンズは Sony SONY 70-300mm F4.5-5.6 G SSM。1枚目の写真の撮影データは焦点距450mm、35ミリ版換算450mm、ISO800、F5.6、1/180sでした。また1枚目の写真はクリックして大きく見ることができます。
