写真紹介 on Line

カメラと写真を楽しむ豊かな生活、そして鳥が大好き

ベリーズ 保護区のエイコーン ウッドペッカーなど

 中米の国ベリーズの、この国最大の都市ベリーズシティから北西に車で1時間ほどの距離にクルックドツリー野生生物保護区があります。ここは川が大きく広がったような湖を中心に保護領域があり、世界の湿地を保護する目的で設立されたラムサール条約に加盟しています。保護区の中には集落があり、いくつかのホテルやレストランもありますから希望であれば野生の世界に一日中浸ることができます。保護区の湖は乾季になると水位が下がり魚が狭い場所に集中することから、周辺から国境を越えて水鳥たちが集まり一大パノラマを見せてくれます。一方で水鳥以外にも一年を通して多くの野鳥を見ることもできます。1枚目はエイコーン ウッドペッカーで日本名はドングリキツツキです。このキツツキはどんぐりを収集する習性があり、幹に穴を掘ってそこにドングリを埋め込みます。またベリーズでは電柱が総て木製ですから、そこに穴を掘って巣を作ります。見ていてとても楽しいキツツキです。

 2枚目はバーミリオン フライキャッチャーです。オスはご覧の通りとても鮮やかな赤色をしており遠くからでも良く目立ちます。この鳥は人間に非常に慣れており、道路端の人の手が届くところに巣を作り子育てをします。時には玄関入り口の鉢植えの小さな木に巣を作ることもあります。この写真は保護区内のホテルの庭で撮りました。

 3枚目は湖の浅瀬で魚を捕る幾種類もの水鳥たちです。見渡す限りに広がる限りの鳥たちが数か月間、毎日魚を捕っても尽きなほどの量の魚がいる豊かさに驚きます。保護区といえども昔からの漁師はいますから、人間も許可された分だけ漁をすることができます。

 この写真は漁師ではなく地元の一般人が釣りのために小舟を出しています。細かい規定は知りませんが保護区だから全面的に漁が禁止という訳ではないようです。網と違い釣りで得られる数はたかが知れています。日本だったらここは釣り人で一杯になると思います。

 使用機材のカメラはSONY α77Ⅱ、レンズはSony 70-300G OSS。1枚目の写真の撮影データは焦点距250mm、35ミリ版換算375mm、ISO200、F6.3、1/640sでした。1枚目の写真はクリックして大きく見ることができます。