中米の国ベリーズの、この国最大の都市はベリーズシティで、カリブ海に突き出た半島状の扇状地にあります。よってその海抜は低く市内の至る所に多くの水場があり、マングローブの林まであります。思うにこの土地はかつてマングローブの茂る湿地だったに違いありません。ですから今でもその名残があり、市街地であっても日常的に野生の姿を見るのは珍しくありませんから動物好きにはたまらない街なのです。1枚目の写真の背景はベリーズ川で、対岸は深いジャングルになっています。ここは国際空港とベリーズシティをつなぐ幹線道路沿いです。飛行機でベリーズに着いた人は必ずこの道路を通るのですが、この国に到着後、初めてこの風景を見ただけで私はワクワクしました。
ベリーズシティの市街地中心部から車で15分ほどの距離にある自宅の上空を、朝と夕方に多くの鳥たちが横切ります。それらはブラックバードや中型のインコ、それにこの写真のホワイトイビス、日本名シロトキなどです。彼らは毎日集団のねぐらから、その日のどこかの餌場に通っているのです。
シロトキの上空を飛ぶ姿はとても印象的で、大抵は10羽以上の群れで音もなく、素晴らしいスピードで飛び過ぎていきます。私は毎日その姿を自宅のベランダから眺め、野生の美しさを堪能していました。
4枚目の写真は、自宅ベランダから眺めた東方向の朝焼けです。パームツリーのシルエットがいかにも南国らしい風景を醸し出しています。夕方にはこの上空をシロトキたちが群れて飛び過ぎて行きます。
1枚目の写真の撮影機材は Fujifilm Finepix F60fdです。1枚目の撮影データは焦点距離 8.0 mm、35ミリ版換算 37 mm、 ISO 100、F 4.5、1/450sでした。写真はクリックして大きく見ることができます。
