写真紹介 on Line

カメラと写真を楽しむ豊かな生活、そして鳥が大好き

コスタリカ ランカスター植物園

 中米の国コスタリカの首都はサンホセですが、かつてはサンホセの東にあるカルタゴが首都でした。しかし2度の大きな地震に見舞われたことから現在のサンホセに遷都したのです。今日の写真はそのかつての首都であったカルタゴの郊外にある植物園のご紹介です。その名はハルディン ボタニコ ランカスターで、非常に多くのエアープラント、着生植物のコレクションで有名です。特に、ここで見られるランの種類に関しては世界有数と言えるかもしれません。スペイン語でランはオルキディア、花を持たないのがブロメディアです。1枚目は小屋の屋根に着生したブロメディアです。

 ブロメディアがパームツリーの幹にも取り付いています。彼らは寄生ではありませんから宿主の栄養を吸い取ることはありませんが、ほっておくとどんどん広がっていきます。ですからその重量だけでも相当な負担となります。

 着生植物は屋根や木にだけでなく地上にも勢力を広げてゆきます。この写真のようになるまでには相当な時間を要しますが、でも確実に彼らは広がってゆきます。ところでこのランカスター植物園には日本人が設計製作した日本庭園があります。そこには秋四宮殿下ご夫妻も訪問されています。
 カメラはSONY α100、レンズはSony DT18-200 。1枚目の写真の撮影データは焦点距離20mm、35ミリ版換算30mm、ISO 100、F 5.6、1/50sでした。写真はクリックして大きく見ることができます。