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カメラと写真を楽しむ豊かな生活、そして鳥が大好き

ベリーズ 種類の多いハチドリ( Rufous-tailed Hummingbird (ルフォーステイルド ハミングバード))

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 このブログでの昨日の話題は、日本ではお目にかかれない熱帯に生きる鳥たちとの出会いでしたが、今日はその続きです。
 この中米ベリーズで、熱帯特有の鳥としてインコと同じくらいによく目にするのが、今日の写真のハチドリたちです。ハチドリと一言で言ってもその種類は多く、国土の標高の高低差が少ないことから、多様性の低いベリーズでも、図鑑には21種類が紹介されています。

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 逆に、国土の高低差が大きいため多様性が高いことで有名な、やはり中米に位置する近くのコスタリカでは、ハチドリだけで何と52種類が生息しています。このように彼らにはたくさんの種類があるのです。
 今日の写真は、昨日紹介したインコを見かけた同じ場所で出会った Rufous-tailed Hummingbird (ルフォーステイルド ハミングバード)で、この国では割と一般的で数の多い種類です。

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 ハチドリは光の加減によって色の変わる輝く羽を持つ、飛ぶ宝石と言われるほどに美しい羽毛を持ち、小さな体も相まって愛くるしい鳥ですが、そのかわいらしい見かけによらず縄張り意識が非常に強い野鳥で、見かけがかわいいからおとなしいと思うのは、人間の勝手な妄想であることがいよく分かる鳥でもあります。
 彼らは蜜の豊富な餌場を独り占めし、他のハチドリが近づくとチッチッチと鋭い音を出しながら猛然とアタックし、執拗に追い掛け回します。ですから彼らは蜜を吸いながら、決して周りの警戒を怠らない、毎日非常に緊張感のある生活をしているように見えます。

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 使用機材のカメラはSony α55に、レンズは Minolta AF100-300 Apo。大きな写真の撮影データは、焦点距離300mm、35ミリ版換算450mm、ISO 800、F6.3、1/640sでした。また、大きな写真はクリックして更に大きく見ることが出来ます。