写真紹介 on Line

カメラと写真を楽しむ豊かな生活、そして鳥が大好き

コスタリカ サンホセの遊歩道

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 コスタリカの首都サンホセダウンタウンは、近代的ビルが林立する都市というのではなく、昔からある低層のビルを外装、内装に手を入れながら再利用するという方法が多く見られます。
 そのせいか、街並みは親しみやすい人間臭さがあり、どことなく心落ち着くところがあります。しかし一方でこの地域の再開発は進んでおらず、道は狭く複雑で、おまけに最近復活した路面電車が走っていることから交通渋滞はこの街の大きな問題です。

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 そんな中で、街の真ん中の道路が終日歩行者天国として開放されており、人々は広い道を自動車に邪魔されることなく、のんびりと歩くことができます。その距離は驚くほど長く、ここまでしてしまっていいのかと他人事ながら心配するほどで、この遊歩道の存在も市内交通を複雑にしている一因と思えてしまいます。
 写真の場所は、市内中心部に2本あるうちの南側の遊歩道で、北側に比べるとどちらかと言えば街はより庶民的で、通りに並ぶ各店のセンスは一ランク落ちる感じがします。そのせいかより生活感があり、興味深い部分も多々あり、ウミガメの卵を売っている店もこちら側でした。

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 そして何より趣があるのは、遊歩道の出発点と終着点が大きな教会で、また途中にもこの国最大の教会や公園があり、かつての古い街の面影をより濃く残している点で、そしてそこに集まっている人々の姿に、この国の一面を見る思いがすることです。

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 使用機材のカメラは Canon PowerShot S80。大きな写真の撮影データは、焦点距離13.1mm、35ミリ版換算66mm、ISO 不明、F4.0、1/250sでした。また、大きな写真はクリックして更に大きく見ることが出来ます。 

日本 秋のバッタ

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 今日の写真は、岐阜市近郊にある自宅庭にいたバッタを撮った2枚です。この写真の機材はマクロレンズですが、さすがにズームレンズのおまけ的マクロとは画質が随分と違います。ピントさえ合っていればどこまでも細かく見えてしまいそうで、その精緻さに驚くばかりです。

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 むろんこの先鋭さはカメラ側の高画素センサーや手振れ補正機構の貢献も大きく、レンズ本来の性能を最大限引き出しているように見えます。でもレンズは多分この3倍の画素数でもびくともしないでしょう。
 ところでこの写真のバッタ、秋を迎えだいぶ弱っているようで、手で触っても動こうとしません。よく見てみると、あるはずの触角が無く、2本とも根元から折れています。でもこれは写真を見て気づいたことで、肉眼だけでは多くのことを見逃しています。

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 今後ますます解像度を上げるこのカメラの発展は、科学をはじめ様々な分野で、これまで見えなかった世界を我々に見せてくれるかもしれません。
 使用機材のカメラはSony α7Ⅱに、レンズは Minolta AF50mm F3.5 Macro。大きな写真の撮影データは、焦点距離50mm、35ミリ版換算50mm、ISO 500、F6.3、1/160sでした。また、大きな写真はクリックして更に大きく見ることが出来ます。

ベリーズ 青空のシロトキ

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 中米の国ベリーズの、最大の都市であるベリーズシティの住宅地にある自宅上空を、毎朝毎夕にブラックバードやシロトキらの野鳥たちが通過します。それはねぐらと餌場の間を通う道筋に当たっているからです。

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 朝は日の出前に西から東の餌場に向かい、夕方は東の餌場から西にあるねぐらに帰るのですが、夕方は日没前であることから明るく、十分に写真に撮ることができます。
 ただ、彼らのコースはに日によって変わり、常に自宅近くを通るとは限らず、200、300mと離れると鳥たちが小さくなり過ぎ、写真にならなくなります。
 週日は仕事との関係で時間的に間に合いませんが、仕事のない週末は自宅の2階のバルコニーに出て、通過のピークの30分間ほど、近づく群れを待ち続けます。
 時にはこの間に中型の美しいインコの群れが通過したりしますから、思わぬ収穫があることもまた楽しみの一つです。

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 それにしてもこのシロトキ、白色と赤色の美しいコントラストの肢体が青空に映えて美しく、また体が大きいことから迫力のある彼らが、時には50羽ほどの群れを作って通過する様は、それはそれは見事な野生のショーで、とても感動的な場面です。
 ベリーズシティは都市でありながら、こんな野生のスペクタクルを毎日見られるのですから素晴らしい街ですね。

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 使用機材のカメラはSony α57に、レンズは Sony DT55-300。大きな写真の撮影データは、焦点距離300mm、35ミリ版換算450mm、ISO 400、F6.3、1/800sでした。また、大きな写真はクリックして更に大きく見ることが出来ます。 

ベリーズ 背景はアルツンハのピラミッド

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 中米の国ベリーズに住んでいた頃、週末はこの国最大の都市ベリーズシティにある自宅から、車で1時間ほどの所に、都市に最も近いマヤ遺跡のアルツンハ公園があり、何度もそこをを訪れました。
 その公園はかつてマヤ族が集団で暮らしていた古代都市だった場所で、現在修復された遺跡が多く残っており、その園内にある総てのピラミッドに登ることができます。

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 公園の周りはうっそうとしたジャングルですから、この開かれた場所は格好のバードウオッチングのサイトでもあり、時には珍しい鳥たちに出会うことができるため、その意味でも魅力的な場所なのです。
 大きな写真の背景になっているのは、ここの遺跡群の中の重要なピラミッドで、頂上にはいけにえを載せたのかと思われるような石の丸い台が造られており、また頂上近くから墓が発掘され、その中に人骨と共にヒスイで作られた人の頭部が発見されました。
 その発見された緑色の美しい彫刻は現在、銀行の金庫の中に厳重に管理保管され、国宝級の扱いだそうで、国賓が来訪した際に見せることがあるそうです。一般の人が拝める機会はないようです。
 下の小さな写真は、公園内の遺跡群の中で最も高いピラミッドから見た他のピラミッド群で、建造物が広場を中心にして造られているのがよく分かります。
 それにしても鉄器のない時代によくこれだけの工事をしたものと、ここを訪れるたびに感嘆します。

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 使用機材のカメラは Fujifilm FinePix F60fd。大きな写真の撮影データは、焦点距離8mm、35ミリ版換算37mm、ISO 100、F4.0、1/400sでした。また、大きな写真はクリックして更に大きく見ることが出来ます。 

渡り鳥の Gray Catbird (グレイ キャットバード)

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 今日の写真は、中米の国ベリーズの街中や郊外で見ることができる Gray Catbird (グレイ キャットバード)で、手持ちの図鑑の説明に由れば、ベリーズへは冬鳥として9月から5月にかけて訪れるとのことです。私自身は図鑑で調べてみるまで、この鳥が渡り鳥だとは知りませんでした。

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 この鳥の特徴は頭の黒い冠と、お尻にさび色の羽毛があることで、それ以外は灰色が主で、全体的に地味な体色です。キャットバードという名前の由来についてはその鳴き声からきているようです。

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 大きな写真で口にくわえているのは、この辺りであちこちに見られるヤシ科のパームツリーの実で、確認はしていないのですが、写真を見る限りでは多分、木の実を丸のみにし消化したのちに種を吐き出すのだと思います。
 この鳥もこの国の他の鳥同様、人をあまり恐れませんからかなり近くまで寄ることができます。

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 使用機材のカメラはSony α57に、レンズは Sony DT55-300。大きな写真の撮影データは、焦点距離300mm、35ミリ版換算450mm、ISO 400、F5.6、1/320sでした。また、大きな写真はクリックして更に大きく見ることが出来ます。 

コスモスとミツバチ

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 現在野や田に咲き始めたコスモスですが、群生する姿は本当に美しく、それは日本人が毎年楽しみにしている秋の風景だと思います。
 そのコスモス、もちろん一輪でも十分に美しく楽しむことができるのですが、この花には多くのミツバチたちが訪れることから、彼らと共にコスモスを写真に収めるのは、多くのカメラマンの楽しみであると思います。

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 先日、コスモスを背景にした写真を撮りに行った時に、装着していたレンズは標準ズームレンズで、マクロレンズは用意していませんでしたから、そのズームレンズで花とミツバチの接写をしてみました。
 結果はご覧の通りで、もちろんマクロレンズの緻密感やとろけるようなボケには及びませんが、接写の役目は果たしています。ただこの写真、ブログ上では容量の関係から画質が大きく落ち、オリジナルの良さを見ていただけないのですが。

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 この成功に大きく貢献しているのは、カメラの画素数が24メガピクセルと大きいことで、そのため少々トリミングしても画質を落とすことなく被写体を大きくミリことができ、マクロレンズ以外での接写でもそれなりの写真が撮れることです。センサーの画素数が多いというのは大きな意味を持っているのですね。
 接写の機会があり、その時マクロレンズを持っていなくてもとりあえずそのレンズで撮ってみてはいかがでしょうか、意外な結果に驚かれるかもしれません。
 ところでこの写真で面白いのは、赤いコスモスの花びらが縁どられたような描写になっていることですが、でもどうしてこうなったのか分かりません。背景のボケとの関係でしょうか。
 小さな写真はピンク色の花とミツバチで、3枚目はそれをさらにトリミングした一枚です。

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 使用機材のカメラはSony α7Ⅱに、レンズは Tamron SP AF28-75 F2.8 Macro。大きな写真の撮影データは、焦点距離75mm、35ミリ版換算75mm、ISO 500、F8.0、1/500sでした。また、大きな写真はクリックして更に大きく見ることが出来ます。

日本 今年初めてのコスモス

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 これまで野には彼岸花が目立っていたのですが、その盛りを過ぎようとしている今、あちこちで深紅のヒガンバナに比べて、薄いピンクなどの色が混ざった上品で華やかなコスモスが目立ち始めました。

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 コスモスも日本の秋の代表的な花で、これを見ると、ああー今年も秋になったなと季節の流れを感じ、またコスモスにまつわる昔のことを思い出します。
 コスモスの魅力はやはりその美しい色とそして群生にあり、今日の写真の場所は自宅に近く訪れるには便利のですが、咲いている面積は限られており、残念ながら感激するほどの景観ではありません。

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 でも今年初めてのコスモス、何度見ても飽きることなく、心癒される花ですね。
 この写真のレンズは標準域のズームですが、かなり寄ることができ、花に来た蜂ぐらいなら何とか撮れます。もちろんマクロ専用レンズには遠く及びませんが。
 それよりこのレンズの特徴は、ピントの切れの良さと、画面がクリアーというか透明感に優れ、今日の花も素晴らしい臨場感で捉えています。

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 使用機材のカメラはSony α7Ⅱに、レンズは Tamron SP AF28-75 F2.8 Macro。大きな写真の撮影データは、焦点距離28mm、35ミリ版換算28mm、ISO 500、F8.0、1/1,000sでした。また、大きな写真はクリックして更に大きく見ることが出来ます。