写真紹介 on Line

カメラと写真を楽しむ豊かな生活、そして鳥が大好き

ベリーズ 背景は住宅地を流れる川

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 今日の写真は、中米の国ベリーズに滞在していた頃、自宅がこの国最大の都市ベリーズシティの住宅地にあり、その周辺を週末に散歩するのが日課だったのですが、その散歩コースの折り返し地点の橋の上で撮った3枚です。
 この橋はベリーズに来た当時にはまだなかったのですが、滞在後2年程して新たに、ベリーズシティに架かる4番目の橋として完成しました。

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 この橋ができたおかげで街の中心部を通過することなく、西の内陸部に通じる道路に出られるようになりとても便利になったのですが、一方でそれまで度々このあたりで見られていたワニが姿を現さなくなり寂しくなりました。もっとも現地の人たちはワニに特に興味はないと思いますが。

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 さてその橋ができたおかげで、今日の写真のような川やその岸辺の様子を背景にした、なかなか趣のある撮影スポットができたのはうれしい限りです。街の中を流れる川ですが、両岸の濃い緑のマングローブの林がジャングルの川を想像させます。1枚目、2枚目とも下流を背景にしています。
 3枚目の写真は、橋の上から撮った川の上空を舞う猛禽類ですが、種類が分かりません。
 川やその周辺は生き物が多いためか、こうしてこの橋から、上空を舞う野鳥の姿がよく見られます。

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 使用機材のカメラは Fujifilm FineiPix F60fd。大きな写真の撮影データは、焦点距離10.7mm、35ミリ版換算49mm、ISO 200、F 8.0、1/750sでした。また、大きな写真はクリックして更に大きく見ることが出来ます。
 

日本 自宅庭の昆虫たち

 今日の写真は、岐阜市近郊にある自宅庭に来た虫を撮った2枚ですが、今年のではありません。

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 海外勤務から解放され、自宅に長く居着くようになってから庭の手入れをよくするようになり、そのおかげで雑草が一掃されたことから、それまでハルジオンなどの草花に来ていた虫がめっきり減りました。
 よって最近は自宅庭で写真を撮ることが無くなってしまいました。それまでは虫に限らず小さな野生の花も多く撮ったのですが。

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 通常虫や草花を撮る際に使うレンズは、小さな対象物にレンズ先端近くまで近づき接写ができるマクロレンズです。このレンズはフィルム面、現在はデジタルカメラですからイメージセンサーですが、その面にレンズによって違いますが実物大或いは1/2の大きさにまで写し撮ることができます。
 マクロレンズは普通のレンズと同じように無限遠までピントが合い、通常のレンズのように使えますが、接写を最も得意とすることから、レンズに近い被写体を精密に正確なピントで写し撮ります。一度このレンズを使うとマクロの世界にはまります。
 今日の写真に使用したレンズは、マクロレンズでなく標準レンジのズームレンズですが、思いのほかよく撮れており、当然マクロレンズには敵いませんが、ここまで写れば文句はありません。

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 使用機材のカメラは Sony α550、レンズは SIGMA 17-70mm F2.8-4 DC MACRO HSM。大きな写真の撮影データは、焦点距離60mm、35ミリ版換算90mm、ISO 200、F7.1、1/125sでした。また、大きな写真はクリックして更に大きく見ることが出来ます。

ベリーズ 夕日に映える Great Egret(グレート イグレット)

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 中米の国ベリーズに滞在していた頃、住まいはこの国最大の都市ベリーズシティの、中心部から車で15分ほどの住宅地にありました。
 この国の人口密度は極端に低く、ベリーズシティでも例外ではありませんから、1街区はゆったりととられており、敷地はどれも広いのが特徴です。
 自宅は3方が道路に囲まれた広い敷地にあるタウンハウスで、私の部屋は東側の道路に面していて、道路の向こうは広い空き地が2区画続いていました。よって視界は開け、開放感がありました。2枚目の写真がその風景です。

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 朝は地平の向こうから日が昇り、時にはその朝焼けが素晴らしく、何度も写真に収めました。
 午後は夕方近くになると、野鳥たちが昼の餌場からねぐらに帰るために、この東の空を通過することから、その姿を写真に収めるのも楽しみでした。この時間帯は、鳥たちに西に傾いた夕日が当たり、とてもくっきりと撮れるのです。
 1枚目の写真は、近くの湿地から飛び立った Great Egret(グレート イグレット)で、彼もこれからねぐらに帰るところです。夕日に映えて美しいですね。

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 使用機材のカメラは Sony α77Ⅱ、レンズは SONY 70-300mm F4.5-5.6 G SSM。大きな写真の撮影データは、焦点距離300mm、35ミリ版換算450mm、ISO 400、F6.3、1/640sでした。また、大きな写真はクリックして更に大きく見ることが出来ます。
 2枚目の写真の機材は Fujifilm FinePix F60fd です。

ベリーズ ベリーズシティを空から見る

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 今日の写真は、中米の国ベリーズの航空写真です。
 ベリーズは国土面積が日本の四国より少し大きい程度で、日本は四国に400万人ほどが住んでいますが、ベリーズはわずか36万人の人口で、密度は極めて低いのです。

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 国土の7割以上は平野で、海岸地方は北から南まで標高が特に低いために湿原が広がっていますから、そういった場所の開発はほとんど進んでいません。
 首都は内陸部にあるベルモパンという町ですが、人口はわずか3万人ほどと、世界で最も牧歌的であると称されています。
 商業の中心地はカリブ海沿岸にあるベリーズシティで、ベルモパンよりはるかに活気があり、街らしい街ですが、それでも人口は6万人ほどなのです。

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 1枚目の写真は、ベリーズシティの国際空港から、アメリカに向けて飛び立つとすぐに見えてくるベリーズシティの遠景で、カリブ海に突き出た半島に市街が見え、手前にこの国最大の河川ベリーズ川とその河口が見えます。また半島先端の市街地以外は深い緑に覆われているのが分かります。
 2枚目は市街地の拡大ですが、手前に見える橋のあたりで分かれたベリーズ川の支流が、ベリーズシティ市街地を流れているのが分かります。この川にでもワニやイルカ、ジュゴンが現れます。
 3枚目はさらに高度を上げてみた景色ですが、半島の向こうにサンが環礁らしい緑色の海が見えます。この日はお天気が良くなかったのですが、晴れた日には素晴らしい景色を見ることができます。

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 使用機材のカメラは Fujifilm FineiPix F60fd。大きな写真の撮影データは、焦点距8.0mm、35ミリ版換算37mm、ISO 200、F 5.6、1/320sでした。また、大きな写真はクリックして更に大きく見ることが出来ます。

 

ベリーズ クルックドツリー野生生物保護区の野生

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 中米のベリーズは、国土は日本の四国ほどでそれほど広くはないのですが、人口がわずか36万人と密度が非常に低いことから、一歩町を離れると人に出会わなくなるという印象があります。
 国土は平たんで地平線に山が見えないことから、どこまで行っても広々としており、道路はまっすぐで対向車は少なく、時々大地に一人取り残されたような感覚になることさえあります。

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 そんな人の少ない広々としたところで、更に国土全体の標高が低く、特に海岸地方は湿原が多いこともあって野生動物の宝庫となっているのです。
 ところがその湿原にアクセスる道路がないことから、一般の人は簡単に近づくことができず残念なのですが、そんな野生好きの人たちにはうってつけの場所があります。
 それが今日の写真のクルックドツリー野生生物保護区で、場所はこの国で最大都市のベリーズシティから北に車で1時間ほどの距離です。
 この保護区内にある湖に、乾期で水位が下がり魚が獲れやすくなると、それを餌とする水鳥たちが、国境を越えて周辺から集まるのです。何十万羽と集まるその鳥たちは、大自然の営みを間近に見せてくれます。

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 使用機材のカメラは Sony α77Ⅱ、レンズは SONY 70-300mm F4.5-5.6 G SSM。大きな写真の撮影データは、焦点距離300mm、35ミリ版換算450mm、ISO 200、F9.0、1/1,500sでした。また、大きな写真はクリックして更に大きく見ることが出来ます。

セントルシア 総督の館

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 カリブ海の島国セントルシアは、東インド諸島に位置し、国土面積は日本の淡路島ほどの大きさの約600平方キロメートルの大きさですから、分かりやすく言えば縦横20㎞×30㎞といった小さな国で、人口は約16万人。
 首都は島の北部にあるカストリーズで、その人口は約6万人と、全人口1/3以上が集まっています。日本から見れば少ないのですが、街は、2枚目の写真の通り3方が山に囲まれ平野が少ないことから、市街地は人が多く、いつも活気にあふれています。また住宅は山の斜面に張り付いたように広がっています。

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 この国の産業はバナナの栽培が盛んですが、最近は観光業が伸びており、島のあちこちでホテルやゴルフ場などの開発が進んでいます。森を切り開いて開発が進むのがいいのか、一方で島の人たちがそれで豊かになるのであればと、答えは難しいところです。
 1枚目の面写真は、2枚目の写真の風景を眺める丘の上に立つ総督の館です。そこに住む総督はイギリス女王の代理で、セントルシア人が勤めています。セントルシアの元首は今でもイギリス女王で、この国の通貨のお札には彼女の肖像が描かれています。無論セントルシアは独立国家ですが、その国に今でも権威を示すイギリスはすごい国ですね。

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 使用機材のカメラは Olympus E500、レンズはキットで販売された 14-45mm。大きな写真の撮影データは、焦点距離39mm、35ミリ版換算78mm、ISO 100、F8.0、1/200sでした。また、大きな写真はクリックして更に大きく見ることが出来ます。

セントルシア 背景はピジョンアイランド国立公園の遺跡

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 カリブ海の島国セントルシアは、日本ではあまりなじみのない国ですが、欧米では有名な観光地で、毎年シーズンにはたくさんの観光客がこの島を訪れます。
 特にかつての宗主国であったイギリスからは、ジャンボ機が週に数便の頻度で飛んできているのです。彼らのとってこの島は、日本人にとってのハワイみたいなものなのです。
 このセントルシアの魅力は、もちろん美しいビーチのあるカリブ海なのですが、それと同時に島中央部の深いジャングルも大きな観光のポイントになっています。

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 この島は火山の噴火でできていますから、地形が険しく、そのため島中央部は開発が進まずジャングルが残されました。しかしそれゆえに小さな島でもあるにもかかわらず、豊富な水源をもっており、一年中枯れることはありません。
 この枯れることのない水と、険しい地形による天然の港はこの島の価値を高め、大航海時代には船の重要な中継地となり、この島の領有権をめぐってイギリスとフランスが激しく戦いました。
 今日の写真の背景となっているのは、島の北部のピジョンアイランド公園の中にある、かつてのイギリス軍が造った軍事施設の遺跡です。
 この遺跡はこの国にとって貴重な観光資源ですが、同時に世界の歴史の遺産でもあるのです。しかし予算不足から補修が進まず、崩れつつあるところがたくさんあり、先行きが少し心配です。

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 使用機材のカメラは Olympus E500、レンズはキットで販売された 14-45mm。大きな写真の撮影データは、焦点距離42mm、35ミリ版換算84mm、ISO 100、F5.4、1/180sでした。また、大きな写真はクリックして更に大きく見ることが出来ます。