写真紹介 on Line

カメラと写真を楽しむ豊かな生活、そして鳥が大好き

日本 散歩コース上空のマガモ

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 岐阜市近郊にある自宅の近くを根尾川が流れており、夏になると釣り客でにぎわいますが、冬には人影がほとんど見られません。その代わり、秋が深まると北からカモの仲間がやって来ます。
 今はあまり行っていませんが、私が日課にしている自宅周辺の散歩コースにある根尾川沿いでは、年間を通してカルガモカイツブリを見ることができるのですが、寒い時期にはこれらに加えてマガモカワアイサキンクロハジロなどを見かけるようになります。

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 3年ほど前に散歩を始めた頃には、私が根尾川沿いの散歩コースに姿を現すと彼らはすかさず飛び立ってしまったのですが、最近ではそれが無くなり、立ち止まって写真が撮れるまでに慣れてくれたように感じています。
 野生の水鳥たちが近くの川にいてくれるのはうれしいのですが、釣りをする人たちは川に魚がいなくなったと嘆いています。
 私が子供の頃は放流されるアユはもちろん、様々な魚を見ることができたのですが、現在は激減したために、川に潜ってもそれらの魚を見ることはできないそうです。サギやウ、カワアイサなどが大量に消費しているのでしょうか。草食系の水鳥はいいのですが、肉食系が増えると人間にとって都合が悪くなってしまうのは残念ですね。

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 さて今日の写真は、いつもの散歩のときに出会った、根尾川上空を飛ぶマガモたちです。マガモは越冬地でつがいになるそうですが、彼らもそうなのでしょうね。この美しいマガモが狩猟の対象とは残念です。
 鳥たちは飛んでいる姿が最も美しい瞬間だと思います。特にカモ類は。

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 使用機材のカメラは Nikon D7000、レンズは TAMRON SP 70-300mm F/4-5.6 VC。大きな写真の撮影データは、焦点距離300mm、35ミリ版換450mm、ISO 400、F7.1、1/1,000sでした。また、大きな写真はクリックして更に大きく見ることが出来ます。

日本 散歩道の威嚇するモズ

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 岐阜市近郊にある自宅の周辺を、お天気さえ良ければカメラを持って散歩するのが日課になっていたのですが、この4月から勤めに出始めたことから、今はほとんど歩いていません。無論休日の週末には出るようにしているのですが、今年の梅雨の長雨でそれもままならない状態が続いています。
 今日の写真は2年前のもので、いつもの散歩コースで出会ったモズのメスです。この川原の場所は彼らが営巣するテリトリーのようで、私が道なりに歩いて差し掛かると、決まって鋭い声で威嚇してきます。

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 オスも近くにいるのですが、少し離れて控えており、前面に出るのはいつもこのメスで、彼女との距離が10mを切っても逃げようとしません。
 私は彼らに危害を加えるつもりは毛頭ありませんから、静かにカメラを向けて撮影し、ゆっくりと刺激しないようにして立ち去ります。

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 毎年このようなことが起きるのですが、私にとっては近くで撮影できる機会であることから歓迎してます。
 この後しばらくすると羽毛の生えそろわない数羽の幼鳥を見ることができ、今年も無事に子育てができたのだと知ることができます。
 彼らと会ったすぐ近くでは、散り始めた桜が春の別れを惜しむかのように美しく咲いていました。

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 使用機材のカメラは Sony α77Ⅱ、レンズは SONY 70-300mm F4.5-5.6 G SSM。大きな写真の撮影データは、焦点距離300mm、35ミリ版換算450mm、ISO 400、F7.1、1/800sでした。一枚目の写真はクリックして更に大きく見ることができます。

日本 背景は日当の根尾川渓谷

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 岐阜県本巣市は南北に長く、一番北にあるのが根尾地区で、全面積のほとんどが山間部となっており、根尾川沿いに僅かな平野があるのみです。
 平野は根尾川沿いに集落のある所だけが耕作地として開けており、他は谷の深い渓谷の流れとなっています。この川の分水嶺福井県との県境で、そこには美濃の最高峰である能郷白山があり、11月から5月頃まで冠雪した美しい姿を見せています。
 根尾川は流域面積が広いことから、奥地でも水量が多く、かつてはこの地の特産品であった木材や炭を運ぶための水運に利用されていました。

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 このように水量が多く渓谷であれば発電用のダムとして適地であったと考えられますが、小規模なものを除き、根尾川に大きな発電ダムは建設されていません。(ただし上大須に建設された揚水式水力発電所ダムがありますが、形式が特殊であることからここでは例外としています。)それに対して近くの揖斐川にはたくさんのダムが造られています。
 根尾川に大きなダムが建設されなかった理由として思うに、流域に集落や人口が多く、水の底に沈めるにはあまりにも犠牲が大きかったからではないでしょうか。今でこそ根尾地区の人口は過疎化で小さくなっていますが、かつては現在の3倍以上の人々が住んでいたのです。
 さて今日の写真で、背景の根尾川は日当地区で、この少し上流にある小規模ダムに水を取られていることから水量は少なめです。流れる水はいつも透明で、水温は足をつけるのもためらわれるほどに低いのが特徴です。
 根尾川渓谷の秋の紅葉は錦絵のように美しいのですが、春の新緑の時もまた魅力的で、流域にはたくさんの撮影スポットがあり、それぞれの季節で写真を楽しむことができます。

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 使用機材のカメラは Sony α7Ⅱ、レンズは Tamron SP AF 28-75mm f2.8 LD。大きな写真の撮影データは、焦点距離55mm、35ミリ版換55mm、ISO 320、F4.0、1/250sでした。また、大きな写真はクリックして更に大きく見ることが出来ます。
 このレンズ、さすがにSP仕様だけあって、発色、解像力、ボケとも素晴らしい性能を持っています。

日本 散歩道のカワラヒワ

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 今日の写真のカワラヒワは、日本の日常の生活の中で最もよく見られる野鳥の一種で、冬には岐阜市近郊にある自宅周辺の川原や農耕地で、何十は羽、時には何百羽にもなる群れを見かけます。 体色は少し渋い色目ですが、緑灰色と黄色が美しく、飛ぶ際には翼の黄色が良く目立ちます。

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 この鳥は私が中学とか高校生の時に罠を使って捕らえ、しばらく飼ったことがあります。
 罠は簡単なもので、ネットの半球状のかごを1本の棒で支え、かごの下に鳥が入ったところでひもを引っ張るという単純なものです。
 一番難しいのは、その場所に鳥を呼び寄せることで、これが苦労する点ですが、一度訪れるようになると彼らは毎日現れるようになります。
 彼らがその場所に慣れた頃を見計らって罠を仕掛ければ、ほぼ間違いなく成功します。

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 ユーチューブで見る海外の罠の例はとても凝っており、その仕掛けの巧妙さには感心しますが。
 一羽捕まえるとあとは簡単で、捉えた鳥をおとりにすれば彼らは次々に現れますから、罠に次々にかかります。ただ今は捕獲は禁止されていますからご注意ください。
 登録すれば合法的に狩猟のできる種は以下の通りです。

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 カワウ、ゴイサギマガモカルガモコガモヨシガモヒドリガモオナガガモハシビロガモホシハジロキンクロハジロ、スズガモ、クロガモ、エゾライチョウ、ヤマドリ(亜種コシジロヤマドリを除く)、キジ、コジュケイ、バン、ヤマシギ、タシギ、キジバトヒヨドリニュウナイスズメ、スズメ、ムクドリミヤマガラスハシボソガラスハシブトガラス
 現在、自宅の果樹を食い荒らすヒヨドリとカラスに悩まされていますから、何とかしたいと思っています。
 今日の写真の撮影場所は、自宅周辺の散歩コース上の柿畑の中です。

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 使用機材のカメラは Sony α7Ⅱ、レンズは SONY 70-300mm F4.5-5.6 G SSM。大きな写真の撮影データは、焦点距離300mm、35ミリ版換300mm、ISO 200、F6.3、1/400sでした。また、大きな写真はクリックして更に大きく見ることが出来ます。

日本 高性能なオールドレンズ SIGMA APO TELE MACRO 300mm F4

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 岐阜市近郊にある自宅の周辺を散歩し、移り変わる季節の風景や野生の動物たちを撮影するのは楽しい日課ですが、冬が過ぎて春になると、それまで見られていた野鳥たちがどこかに消えてしまい、彼らを撮影する機会はほとんどなくなります。

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 しかしそれに変わって野には花が咲き、それに誘われる様に虫たちが集まりますから、関心や撮影の対象はもっぱらそちらに移ります。
 今日の写真は、いつもの散歩コースの道端で見かけた、タンポポの花の蜜を吸う背中側の模様がきれいな蜂の仲間です。

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 この写真をご覧になればお分かりの通り、虫も花もきれいなのですが、それにしても、それをきれいに写し取るこのレンズの高性能ぶりには何度経験しても驚かされます。
 レンズの発色やピントの切れは文句なしで、更にレンズを手振れ補正して支えているカメラボディの貢献も大したものです。

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 日新月歩する最先端の技術が、忘れ去られようとしている昔のレンズの性能を、最大限に引き出し、現代に蘇らせてくれるのは本当にうれしい限りです。
 現代のカメラはオールドレンズ遊びをますます楽しいものにしてくれていますね。

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 使用機材のカメラは Sony α77Ⅱ、レンズは Sigma APO TELE MACRO 300mm F4。大きな写真の撮影データは、焦点距離300mm、35ミリ版換算450mm、ISO 400、F7.1、1/1,600sでした。一枚目の写真はクリックして更に大きく見ることができます。

日本 樽見鉄道について

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 岐阜市近郊にある自宅の近くを、第3セクターで運営されている樽見鉄道が走っています。以前は国鉄の路線だったのですが、国鉄が民営化されJRに変わった時に廃線指定を受けました。詳しくは「http://tkohara.la.coocan.jp/tarumi1.html」のサイトから引用します。
樽見鉄道の敷設された地域】
 樽見鉄道(旧国鉄樽見線)は、揖斐川水系の根尾川に沿って敷設されています。大垣を出て、揖斐川を越えた後、樽見鉄道は比較的平坦な地域を走っていきます。そして、再び揖斐川の支流・根尾川に出会い、神海(旧・美濃神海)駅を過ぎると、かなり急峻な根尾川峡谷を右に左に渡りながら、根尾村樽見を目指します。

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 樽見鉄道沿線には、これと言って大きな集落はありませんが、沿線に住友セメント(株)があり、樽見鉄道は、セメント輸送路線としての重要な役割を負っています。また、その先の根尾川沿いの地域には、1891(M24)年の濃尾地震(推定マグニチュード 8.4 !!! )によりできた、段差6mの根尾谷断層(特別天然記念物)があり、地形的に見ると、かなり厳しい地域です。

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国鉄樽見線敷設までの歴史】
 他地域同様、この地域でも大正初期には鉄道熱望論が出た。ここでも鉄道を敷くために、色々理由をこじつけたようですが、セメント、石灰石資源がとてつもなく豊富であるこの地域は、なんとか鉄道敷設の認可が下りる。第2次大戦前には、大垣側から敷設工事がはじまりました。
戦時中の工事中断の後、工事は再開される。そして、1956(S31)年、晴れて「大垣~谷汲口」間が開業しました。続いて、1958(S33)年には、美濃神海(現・神海)まで路線は延長されました。

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 その後の路線延長工事も、厳しい地形に苦しみながらも、根尾村樽見に向けて順調に進みました…
しかし、1980(S55)年、恐怖の国鉄再建法が出来てしまい、営業中の大垣~美濃神海は廃線指定を受け、工事中(進捗率80%)の美濃神海~樽見は工事凍結となってしまいました。
 私は自宅周辺を散歩するのですが、その際には必ずと言っていいほど樽見鉄道が元気に走っている姿を目にし、その度にいつまでも営業を続けてほしいと願っています。
 写真は自宅近くを走っているCCNet号の鉄道車両と、散歩の際に目にした道端の花々で、時期は5月です。

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 使用機材のカメラは Sony α77Ⅱ、レンズは Sigma APO TELE MACRO 300mm F4。大きな写真の撮影データは、焦点距離300mm、35ミリ版換算450mm、ISO 400、F4.5、1/640sでした。一枚目の写真はクリックして更に大きく見ることができます。

日本 隣の栗畑のメジロ

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 岐阜市近郊にある自宅は、山に近いことから周りに樹木がたくさんあり、そのほとんどは杉林となっています。春先にはスギ花粉でバルコニーの床や車の屋根に、埃が積もるかのように黄色くなります。でも不思議なことに家族も近所の誰も花粉症にはなっていません。

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 自宅敷地の西側は国道で、東側が栗畑になっていますが、この畑、先代が亡くなってから手入れが全くされておらず、現在畑の様相を呈しておらず、全くの荒れ放題です。おまけに去年の台風で大きな杉の木が畑の中に倒れ、今もそのままになっています。
 そんな栗畑ですが、山の縁になっているからなのか、沢山の野鳥が訪れ、私の格好の撮影ポイントとなっています。冬には炬燵に当たりながらエナガなどの訪問を眺めることができます。

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 今年の春には、和室の窓から見える位置に巣箱をかけたのですが、その箱でシジュウカラが営巣しているのを確認しています。
 さて今日の写真は、今月の6日に隣の栗畑に来たメジロです。この日は朝から雨だったことからメジロの羽毛が濡れているようで、濃い体色になっています。それともこの時期はこの色が普通なのでしょうか。
 彼らは枝についている虫を探しているように見えましたが、クモも餌にしているのでしょうか。以前は自宅周辺にメジロが現れることに気づいていませんでした。見ているつもりで見ていなかったのですね。

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 使用機材のカメラはSony Cyber-shot RX10 Ⅳ 。大きな写真の撮影データは焦点距離220mm、35ミリ版換算600mm、ISO 800、F 4.0、1/250sでした。また、大きな写真はクリックして更に大きく見ることが出来ます。