日本の秋が深まって、朝晩の冷え込みを感じる様になり、山の木々が色付き始め、また平地ではコスモスが美しく咲いているこの頃です。
日本の秋を撮ろうと、近所をカメラを持って出かけるのですが、これといった被写体を見つけられず何も取らないままに帰宅したのですが、幸い自宅庭に赤とんぼが飛んでいました。
彼が停まるのを待ってカメラのレンズをマクロに変えて近づきます。トンボは警戒心が強い時とそうでない時があり、今日はほとんど私に無関心で、容易に近づくことができました。
上の大きな写真は、トンボの体全体を捉えることができる角度でしたが、これくらいに近づくと被写界深度が浅くなり、ピントを合わせる位置によって画面が変わってきます。
ピントを頭の目と、羽のある背中に合わせて撮ったのを比べて、全体の様子が良く分かる後者の写真を選びました。目にピントを合わせた写真は体全体が大きくぼけてしまいます。
下の小さな写真はトンボを正面から撮った一枚で、昆虫の複眼の様子が良く分かります。それにしてもこのレンズ、透明感のある素晴らしい描写をしますね。
カメラはSony α77Ⅱに、レンズはTokina AT-X AF100 Macro。大きな写真の撮影データは、焦点距離100mm、35ミリ版換算150mm、ISO400、F5.6、1/320sでした。また、大きな写真はクリックして更に大きく見ることが出来ます。