西国三十三番満願霊場として有名な谷汲山華厳寺は、春の桜、秋の紅葉がシーズンで、近隣からたくさんの観光客が訪れます。以前はこの谷汲まで名鉄電車が運行されていましたが、マイカー時代の波に逆らえず、廃線となってずいぶん時間が経ちます。
そのかつての名鉄谷汲駅には、当時の電車が置かれており、そして駅舎のような建物には昆虫博物館があります。そこに展示されている昆虫は、この谷汲では有名な昆虫収集家からの寄付だそうで、その数は多く、谷汲訪問の際には寺だけでなくこの昆虫館に立ち寄るのもいいかもしれません。
そのかつての谷汲駅近くには公園があり、散策できるようになっていますが、今日の写真はその園内での一枚です。下の小さな写真は、華厳寺山門を境内側から見た場面です。
使用したレンズはAPS-C用の標準ズームで、このレンズの売りはマクロ機能です。ズームレンズはたいていマクロ機能がおまけ程度ですがついています。でもこのレンズはものすごく寄ることができ、最短撮影距離はなんと20cmですから、レンズ分を差し引くと対物レンズから数センチのところまで寄ることができます。これなら使えそうですね。
カメラはSony α550に、レンズはSigma 17-70mm F2.8-4.5 DC MACRO。大きな写真の撮影データは、焦点距離70mm、35ミリ版換算105mm、ISO400、F5.6、1/250sでした。また、大きな写真はクリックして更に大きく見ることが出来ます。