私の住む岐阜市郊外は、自然豊かでとても住みやすい里と思うのですが、過疎化が進んでいます。その自宅近いところに、ある集落があるのですが、その集落内や周辺を歩いても人に出会うことはまれです。ここでは過疎化がさらに進んでいるようです。
そこを訪れたのは9月のはじめで、残者が厳しい日でしたが、午前中にもかかわらず通りはひっそりしており、廃校となった小学校の校庭がより一層寂しさを誘っていました。
その学校近くの道路端に一本のケヤキがあり、今日の写真はそのケヤキを背景にしました。かつては子供たちの声があふれていたであろう場所が、今はひっそりと静まりかえっていました。
今日の写真のレンズは、いわゆる大三元の中の標準ズームで、サードパーティー製といえどもその性能はオリジナルメーカー製に決して劣りません。
ピントはシャープに合いますが決して硬くならず、人肌の質感は滑らかです。背景のボケはうるさくなく、とても素直な感じですから、人物が浮き出ており、すばらしい臨場感が出ています。やはり高級レンズは一味違います。
下の小さな写真は、典型的なこの集落の通りで、ここもかつては賑わいを見せていたのでしょうね。
カメラはSony α55に、レンズはTamron SP AF28-75/F2.8 LD。大きな写真の撮影データは、焦点距離60mm、35ミリ版換算90mm、ISO100、F4.5、1/200sでした。また、大きな写真はクリックして更に大きく見ることが出来ます。