先日23日の夜に台風21号が日本列島を襲い岐阜に最接近したとき、岐阜市郊外にある自宅周辺は、北風は強かったのですが木が倒れるような被害はなく、また雨も予想して程でなかったのは幸いでした。
その台風の翌日、午前中から雲は多めでしたが青空が広がり、自宅周辺の散歩に出かけました。しかし青空の面積が広いとはいえ、西の空から流れてくる鉛色の雲は消えておらず、風も台風の名残りのように吹いていました。
その風に乗って、陽射しがある中にも雨粒が飛んできます。そんな時、ああ子供の頃にもこんなお天気の情景があったなと、なぜか懐かしく思い出しました。
この日の散歩のコース上に樽見鉄道の神海駅があり、ここは他の多くの駅もそうですが無人駅です。その駅の改札をくぐった景色を見たくなり、駅舎を通ってホームの方に行ってみました。
そこで見た光景が今日の写真です。ホームにあった盛りを過ぎたコスモスの花が、昨夜の台風で南に傾いていますが、何とか抵抗し、倒れずに持ちこたえていました。
でも風に飛ばされたのか、花びらが無くなりガクだけが残されている茎が多くあります。その背景には風に飛ばされている雨粒が逆光で光っています。
下の小さな写真は、育ちの遅れたコスモスが風下で小さく、かわいらしく咲いていました。こちらはまだしばらくは咲いてくれていそうです。
さらにその下の写真は、神海の集落を走る列車で、のどかな秋の典型的な日本の田舎の風景ですね。
使用機材のカメラはSony α7Ⅱに、レンズは Tamron SP AF24-135 Macro。大きな写真の撮影データは、焦点距離135mm、35ミリ版換算135mm、ISO 500、F5.6、1/1,250sでした。また、大きな写真はクリックして更に大きく見ることが出来ます。