中米の国ベリーズの最大の都市はベリーズシティで、カリブ海に突き出た岬のような土地になっています。
これは長い年月をかけて、上流から川によって運ばれた土砂が溜まってできた扇状地のように思えます。ベリーズの沿岸のカリブ海は遠浅で、沖合2,3㎞先でもマングローブの森が沢山あるほどなのです。
海に突き出た陸地に街を作り、放射状に広がった多くの支流は埋め立てられ、唯一残った川がベリーズシティの街の真ん中を南北に分けて流れています。
今日の写真はその川に架かる橋の上で、川上方向を背景にして撮った2枚です。この写真から分かる通り、とても街中を流れているとは思えないほど、両岸はマングローブの森がうっそうと繁っています。
この森は川沿いにずっと続いており、そこには様々な野生動物が住んでいますから、ベリーズシティでは街中とは思えないような生き物を見ることができるのです。因みにこの辺りはワニがいることから、川岸には遊泳禁止の看板が立てられています。
2枚目の写真に、川をさかのぼるボートが写っていますが、ここは水上交通の水路としても重要な役割を果たしているのです。
使用機材のカメラは Fujifilm FinePix F60fd。大きな写真の撮影データは、焦点距8.0mm、35ミリ版換算37mm、ISO 100、F 4.5、1/350sでした。また、大きな写真はクリックして更に大きく見ることが出来ます。