岐阜市近郊にある自宅の周辺を散歩するのは、普段の運動不足の解消と共に、四季に依る野山の景色の移ろいや、そこに生息する動物たちの写真を撮る楽しみがあるからです。
秋から冬にかけては散歩道に野鳥が増えますから、たとえ毎日同じコースでも歩くのはとても楽しみなのですが、桜の花の散る頃には野鳥を見かけるか回数が激減します。
その頃になると散歩コースには様々な草花が成長し、それぞれが花をつけるようになりますから、それらが被写体になり、更に花に集まる昆虫もフォトジェニックな対象になります。
今日の写真は、4月に散歩道で出会ったモンキチョウで、これを望遠ズームレンズで撮った3枚です。
1枚目は2枚目の写真をトリミングして大きく見せているのですが、どうですかこの描写力、近頃のズームレンズはここまで写し取ってしまうのですね。
3枚目の写真に写っている草花は、発色が良いためなのか、今にも風で揺れそうにとてもリアル感があり、更に背景のきれいなボケが主題を立体的に見せています。
この望遠レンズ、さすがにメーカーが「G」という特別な名前を付けるだけのことはあると思いました。今ではさらにこの上に「GM」という最上クラスができていますが。
使用機材のカメラは SONY α77Ⅱ、レンズは SONY 70-300mm F4.5-5.6 G SSM。大きな写真の撮影データは、焦点距離300mm、35ミリ版換算450mm、ISO 400、F6.3、1/640sでした。一枚目の写真はクリックして更に大きく見ることができます。