中米の国ベリーズの最大の都市は内陸部にある首都のベルモパンではなく、カリブ海に突き出た半島にあるベリーズシティです。ベリーズシティ市内は扇状地ですから海抜が低く至る所に水場があり、そのため自然が豊かで普段の生活の中に野生はとても身近でした。1枚目の写真は毎週末に自宅近所を散歩するコースの折り返し地点であったベリーズ川に架かる橋の上です。1枚目の写真のその橋から上流側を見た景色は、街中とは思えないほどにマングローブがうっそうと茂っています。
2枚目は下流側方向でマングローブの林に彩を添えるように住宅が建っています。週末になるとここに来て、まるでジャングルの中のような上空を飛ぶ過ぎる鳥や、川の中を泳ぐ魚を見るのが楽しみでした。それに時にはワニも見ることができましたから普段の生活から遠い別世界を味わうことができたのです。
これは上空を飛び去るホワイトフロンテッド パロットで、緑色がとても美しいハトより少し小さなインコです。街中を野生のインコが飛んでいるなんて日本では想像もできません。
こちらは橋の上から見た川を泳ぐダツです。大きなものは50㎝以上のものが群れになって泳ぐのを見ることができます。このように水が澄んで透明度が高い時には様々な種類の魚を見ることができ、また川岸のマングローブの枝に魚を狙っうカワセミがいるといった場面にも出くわしたりします。ここの自然は想像以上で毎回のように新たな発見があります。
撮影機材は Fujifilm Fine Pix F60fd。1枚目の写真の撮影データは焦点距離 8.0 mm、35ミリ版換算 38 mm、 ISO 100、F 5.0、1/500sでした。1枚目の写真はクリックして大きく見ることができます。
