写真紹介 on Line

カメラと写真を楽しむ豊かな生活、そして鳥が大好き

セントルシア 背景はロドニーベイの長いビーチ

 カリブ海の島国セントルシアは欧米では大変人気の旅行先で、特にかつての宗主国であったイギリスからはジャンボジェット機が直行で乗り入れているほどです。セントルシアは国土面積が日本の淡路島ほどで人口は16.5万人ほどの小さな国ですが、年間の訪問旅行客はその人口をはるかに上回ります。その人気の要因としてカリブ海の美しい海はもちろんですが、島中央の緑濃いジャングル、世界遺産のピトン山、そしてよく整備された観光施設と比較的良好な治安です。今日の写真の舞台となっているのは島北部の、この国最大の観光スポットであるロドニーベイ北端にあるピジョンアイランド国立公園です。1枚目の写真は公園内の遺跡から見たロドニーベイで、その長いビーチにはホテルやレストランが並んでいます。

 2枚目は丘の上の遺跡から見た園内のビーチで、波のない穏やかで透き通るような水が魅力的です。ロドニーベイは北西からの貿易風の風下に当たることから年間を通して波は静かですから、海外からの多くのヨットがここに停泊します。また4月から8月にかけてはこの写真のように真っ赤なフランボイヤ、日本名の火炎樹が咲き、海とのコントラストがこの島の美しさをより引き立てます。

 国立公園は有料ですから現地の人々はあまり訪れません。ここでなくても近くで美しいビーチが無料で利用できますから特にここに来る必要がないのでしょう。ですからビーチはいつも人が少なく大抵は貸し切り状態になります。このビーチで熱帯魚と泳いだ後はビーチ横のレストランで冷えたタマリンドジュースを飲むのが週末の楽しみでした。今思うとここはこの世の楽園でした。

 使用機材のカメラはSony α100、レンズは Minolta AF35-105 F3.5-4.5。1枚目の写真の撮影データは焦点距35mm、35ミリ版換算52mm、ISO100、F7.1、1/320sでした。また1枚目の写真はクリックして大きく見ることができます。