中米の国ベリーズに住んでいた間はこの国最大の都市ベリーズシティの住宅地に自宅がありました。ベリーズシティはこの国最大といっても人口が10万にも満たない小さな町です。またその町はカリブ海に突き出た扇状地で市内全体の標高が低く、あちこちに水場やマングローブの林があります。よって自然は豊かで普段の生活の中で多くの野生と出会えます。今日の写真は住宅地にある自宅から見た鳥たちで、1枚目はこの国で2番目によく見かけるインコです。
この国にインコの仲間は多く生息しており、最も一般的なのがオリーブスローティッド パラキートで庭先などでもほぼ毎日見かけます。そして2番目が今日のこの写真のインコでホワイトフロンテッド パロットといいます。全体が緑色で飛ぶと翼の赤色が目立つとても美しい鳥で、大きさは小型のハトほどです。
彼らは子育て時期以外は集団で暮らしているようで、朝はねぐらから餌場に向かい、夕方にまた集団でねぐらに帰るようです。その際に自宅の上空を通過するのですが、その飛行の様子を写真に収めるのが毎日の楽しみでした。
ベリーズ上空はこのようなインコだけでなく様々な野鳥が飛んでいます。この国ならではの種類としてシロトキ、グンカンドリ、ミサゴなどは興味深く何度見ていたも飽きません。時にはこの写真のようにペリカンが飛んでいることもありますから、こういう機会を見逃さないよう当時空にはいつも注意していました。
使用機材のカメラはSony α55、レンズは Minolta AF100-300 Apo。1枚目の写真の撮影データは焦点距300mm、35ミリ版換算450mm、ISO800、F6.3、1/640sでした。また1枚目の写真はクリックして大きく見ることができます。
