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日本 背景は美濃市の町並み その2

 先日6月8日の当ブログで岐阜県美濃市のうだつの上がる町並みをご紹介しました。今日は同じ町を別の日に訪れた際の写真をご紹介します。この時に持参したカメラはコンパクトデジカメ1台でした。1枚目はそのカメラで撮ったスナップですが、背景の町並みが伝統的な日本建築でとても絵になります。まるで江戸時代にタイムスリップした気分になります。背後に写り込んでいる車の路上駐車は少し残念ですが。

 美濃市の古い町並みは岐阜県では有名ですが、他県では高山に匹敵するほどは知られている訳ではないと思いますので、「岐阜の旅ガイド」の案内を以下に転記します。
「国の伝統的建造物群保存地区に選定されたうだつの町並み。「うだつ」とは、屋根の両端を一段高くして火災の類焼を防ぐために造られた防火壁のことで、裕福な家しか「うだつ」を造ることができなかったため、庶民の願望から「うだつを上げる・うだつが上がらない」の言葉もできました。
美濃市は、江戸時代の商人の町で、この「うだつ」が多く残っています。
町並みには、江戸~明治時代にかけて造られた商家が軒を連ね、古いたたずまいを見せています。なかでも、国の重文指定になっている造り酒屋の小坂家住宅や市指定文化財の旧今井家住宅は庭や蔵などに往時の繁栄を今もとどめています。」( うだつの上がる町並み|観光スポット|岐阜県観光公式サイト 「岐阜の旅ガイド」 (kankou-gifu.jp) )

 この古い町並みを訪れて思うのは地元の自治体、自治会、そしてそこに住む人々それぞれの理解や努力があって保存が実現しているということです。保存することをメリットだと考えている人にとっては有意義ですが、そう思う人ばかりではないかもしれません。こういった社会的なこと以外に、日本は地震がある上に燃えやすい木造建築ですから保存は大変なことだと思います。この江戸時代からの貴重なオリジナルの建築をいつまでも見たいものです。

 これらの写真の撮影機材は RICOH GR DIGITAL Ⅱです。1枚目の撮影データは焦点距離 5.9 mm、35ミリ版換算 28 mm、 ISO 100、F 4.5、1/400sでした。写真はクリックして大きく見ることができます。