中米の国ベリーズはユカタン半島の付け根にあり国土の大部分が平野で、ユカタン半島がそうであるように、どこまでも真っ平らです。ベリーズ最大の都市はベリーズシティで、カリブ海に半島状に突き出しており、それは川が土砂を運んでできた扇状地になっています。ですから市内全域で土地の標高が低く、平均は海抜１mもありません。そのため市内に湿地や水場が多くあり、マングローブの林まであります。ベリーズ滞在時の当時の自宅は、市街地中心部から車で15分ほどの距離にある住宅地にありました。自宅は集合住宅のでしたから敷地は広く、また隣がマングローブが茂る林でしたから敷地内でありながら様々な野生動物に出会うことができました。今日はそんな中で野鳥をご紹介します。1枚目はバーミリオン フライキャッチャーで、頭からおなかにかけての赤色がとても目立つ美しい鳥です。しかし決っして珍しい種類ではなく一般的な鳥ですが、初めて見た時にはその美しさに驚きました。
敷地内は自然豊かですが市内全体もそうであることから、敷地内だけでもその上空を様々な鳥たちが行きかいます。2枚目はトビほどの大きさのラーフィング ファルコンで、主にヘビを狙います。名前の由来はワライカワセミのようにその鳴き声から来ているようです。
こちらスネールカイトのメスで、上記のファルコンより少し小さめです。彼らは名前の通りタニシを主食としており、爪やくちばしがタニシを捕って食べるように進化しています。彼らがフェンスや電線等で道路側溝にいるタニシを探している姿をよく目にします。
4枚目はフリゲート バード、日本名グンカンドリです。ベリーズ市は前にも記した通り半島で3方が海に囲まれていることからか、グンカンドリは良く見かけます。特徴的な翼は上空にあっても良く目立ち、飛ぶ姿は格好よく見飽きません。
カメラはSONY α55、レンズはMinolta AF100-300 Apo 。1枚目の写真の撮影データは焦点距離300mm、35ミリ版換算450mm、ISO400、F6.3、1/640sでした。1枚目の写真はクリックして大きく見ることができます。
