写真紹介 on Line

カメラと写真を楽しむ豊かな生活、そして鳥が大好き

日本 ライカの古いレンズを楽しむ

 カメラがフィルムからデジタルになったのは、カセットテープからCDになったように、或いはTVがブラウン管から液晶になったように、いやそれ以上にこれまでの常識が一気に変わった大きな革新的変化でした。カメラからフィルムが消え更にプリントが消えてしまったのですから。しかしそれでも一眼レフカメラはまだアナログな部分が残っていました。それは光学式ファインダーです。そしてついにカメラは完全なデジタル機器に進化します。それが現在主流となっているミラーレスカメラです。ミラーレスカメラの登場でファインダーで見たそのままが写るようになりました。ただし多少のタイムラグはありますが。このカメラの進化によって、見たままが写る、そしてフランジバックの関係から、これまで星の数ほど世に出た総てのレンズをストレスなく使えるようになったのはカメラ界の大革命だと思っています。そんな訳で今日の写真はライカのRシリーズレンズで撮った写真をご紹介します。1枚目は紅葉を背景にしたものです。ライカらしいボケの美しい立体感のある写りだと思います。

 2枚目は自宅庭にあるモミジです。きれいな発色です。1枚目の写真は、背景に陽射しがあって少し明るかったことからフレアーが出て多少眠い写りですが、2枚目にそれはありませんでした。

 撮影機材はカメラボディがソニーα7Ⅱ、レンズがライカRシリーズ エルマリート90㎜ F2.8。1枚目の写真の撮影データは ISO200、絞りF4.0、シャッタースピード400sでした。この組み合わせではAFは効きませんからマニュアルとなります。しかしファインダー像を拡大できますから極めて正確に合わせることができます。そのピント精度は、当然ながら、かつてのフィルムカメラのマニュアルをはるかにしのぎます。