カリブ海の島国セントルシアは、日本の琵琶湖ほどの面積の小さな国ですが、ヨーロッパ、とくにイギリスではあこがれの観光地として有名です。観光ずれしていない素朴な島民、比較的良好な治安に加えて世界遺産となっているピトン山や温泉、島中央部のジャングル、そして美しい海は北国の人々を引き付けて止みません。島の観光の中心地は北部のロドニーベイ地区で、そこには東カリブ最大規模のヨットハーバー、長いビーチにホテルやレストランが並びます。そのビーチの北端に今日の写真の舞台となっているピジョンアイランド国立公園があります。1枚目は公園内にある2つの丘のうちの一つの頂上で、ここには見張り台を兼ねた砦遺跡が残っています。園内の遺跡はかつてイギリス軍が、この島の領有権をめぐってフランスと戦った際に造られた軍事施設の遺跡で、痛みが進んでいますが今でも多く残されているのです。背景に写っているのはロドニーベイの長いビーチです。エメラルドグリーンの海がきれいですね。
2枚目は園内にある2つのビーチのうちの一つです。島の海水の透明度は高く熱帯魚と泳ぐことができ、また波が穏やかですから子供を安心して遊ばせることもできますし、ここにはトイレやシャワー施設もありますから快適に過ごすことができます。背景に写っている丘が1枚目の写真の砦です。
3枚目は穏やかな湾内に停泊する、主に北米から訪れるヨットです。先述の通りこの島には東カリブ最大のヨットハーバーがあり、水や電気を供給するサービスがありますが、安く済ませるにはこうして湾内に留まることもできます。
カメラはOlympus E500、レンズはZUIKO DIGITAL 14-45mm F3.5-5.6 。1枚目の写真の撮影データは焦点距離26mm、35ミリ版換算52mm、ISO 100、F 8.0、1/200sでした。1枚目の写真はクリックして大きく見ることができます。
