中米のコスタリカは世界的にエコツーリズムで有名で、それを期待してこの国を訪れる観光客は多いと思います。コスタリカは早くから世界に向けて環境保護を強調したことによって現在の環境にやさしい国としてのイメージが出来上がったのでしょう。これは効果てきめんで、ウミガメが産卵する海岸・湿原ツアーに参加してみると、その観光客の多さに驚き、この国のエコツーの人気の高さを実感します。そしてこの国ならではの人気のコースが今日ご紹介の、ケツァールを主目的としたバードウオッチイングツアーです。
ケツァールはご存じの通り手塚治虫のアニメに登場する火の鳥、不死鳥のモデルとなった鳥で、日本でも有名で、無論世界でも世界で最も美しい鳥として人気です。ケツァールを確率高く観察できる場所はコスタリカ中央部のサベグレ谷で、そこには谷沿いに多くの観光ホテルが建っています。世界中から集まる観光客を受け入れるためですが、地元ではこの貴重な観光資源であるケツァールの保護に努めており、その成果が今日の盛況を生み出しています。ツアーで潤うのはホテルだけでなく、探鳥を案内する地元のガイドもその一員です。
3枚目はケツァールのメスです。オスほどの派手さはありませんが十分に美しい体色を持っています。ここではケツァールが話題になりますが他の美しい鳥たちにもたくさん出会うことができます。これらの撮影日は12月18日でしたが、この頃がオスの尾羽が長く伸びて見頃だと思います。
カメラはSONY α550、レンズはSigma AF 70-300 Apo 。1枚目の写真の撮影データは焦点距離200mm、35ミリ版換算300mm、ISO 400、F 9.0、1/125sでした。写真はクリックして大きく見ることができます。