写真紹介 on Line

カメラと写真を楽しむ豊かな生活、そして鳥が大好き

ベリーズ 背景はアルツゥンハ遺跡

 中米の国ベリーズユカタン半島の付け根にあり、東側をカリブ海に面している見渡す限りの平野が続くほぼ真平な国土を持つ国で、広さは日本の四国ほどの小さな国です。ベリーズは日本ではあまり知られていませんが欧米では有名な観光地となっています。その目玉の一つが今日の写真の背景になっている太古の形状そのままに残るマヤ遺跡です。マヤ遺跡は国内のあちこちにあり、それを訪ね歩くだけでもこの国を観光する価値はあると思います。今日の写真はベリーズ最大の都市であるベリーズシティに最も近く、アクセスも楽な車で1時間ほどの距離にあるアルツゥンハ遺跡で撮ったものです。背景になっている遺跡は国産ビールのラベルにもなっており、この国で最も有名はピラミッドです。

 2枚目はアルツゥンハ遺跡公園内にいくつかあるピラミッドに囲まれた芝生広場で、ここではかつて様々な行事が行われたのだろうと想像します。写真は1枚目の写真の背景にあるピラミッドの上から撮ったもので、周辺がジャングルに囲まれていることが分かります。

 遺跡公園の周辺は緑濃いジャングルですから公園を訪れるとジャングルに住む生き物たちの声が聞こえてきます。最も多いのは鳥のさえずりで、その音を頼りに彼らを探すのは、今まで見たこともない種類が見られることもあり、とても楽しみな瞬間です。この写真の野鳥の種類は分かりません。

 この写真の鳥の種類も特定できないのですが、このように特徴の少ない外観では似たような鳥が多いため難しいのです。この日の訪問では地味な鳥しか見られなかったのですが、ここでは日本では見たこともないような熱帯特有な種類を見ることができます。

 使用機材のカメラはSony α55、レンズは Minolta AF100-300 F3.4-4.5。1枚目の写真の撮影データは焦点距100mm、35ミリ版換算150mm、ISO800、F7.1、1/400sでした。また1枚目の写真はクリックして大きく見ることができます。

日本 オオルリがいっぱい

 今日の写真は今年2022年4月28日に岐阜市近郊にある自宅に近い文殊の森公園で出会ったオオルリです。この公園では4月の中旬を過ぎてから、ここを訪れる度にオオルリに出会えているのですが、これだけ森が広がっている中でこのように頻繁に出会うのですから、それだけオオルリの数が多いということかもしれません。うれしいことですね。一方で以前この公園を訪れて登山道ですれ違ったある人が、友人からオオルリの雛を2回もらい2回とも育てきれずに死なせてしまったということを聞き、その時悲しい気持ちになりました。法を守ることはもちろん重要ですが、それ以前に自然の中で生きる野生たちの自由を奪うようなことは決してしたくはありません。とは言いながら他方では自宅の庭の果実を食い荒らすカラスとヒヨドリには腹が立ち、無慈悲な報復も辞さないといった気持ちがあります。

 オオルリのオスにも他の鳥たち、例えばルリビタキと同じように色のきれいな個体とそうでないのがいます。これはルリビタキと同じように年齢によるものなのでしょうか。1枚目の個体は瑠璃色がとてもきれいですが、2枚目の個体は光の具合も影響しているのでしょうがそれほど美しくは見えません。美しい瑠璃色になるには数年掛かるのかもしれません。

 3枚目は上の写真のオスたちと同じ日に同公園で出会ったオオルリのメスです。この時期メスの近くには必ずオスがおり、この時も例外ではなかったのですが写真には撮ることができませんでした。彼らはここで子育てをし子孫を増やしていくのですから温かく見守りたっていきたいと思います。

 使用機材のカメラはSONY Cyber-shot RX10 Ⅳ。1枚目の写真の撮影データは焦点距220mm、35ミリ版換算600mm、ISO 2,000、F 8.0、1/250sでした。1枚目の写真はクリックして大きく見ることができます。

日本 今年のヒレンジャク

 今日の写真は今年の冬シーズンの2022年4月2日に、岐阜市近郊にある自宅近くの河原に姿を見せたレンジャクたちです。彼らは根尾川の河原にある柳の木に寄生するヤドリギの実を求めて毎年来るのですが、今年は去年に比べて数は少なかったように思います。これは渡来数の変化によるものなのか、或いは今年この河原に釣り堀ができて、その際に柳の木を随分と切ってしまい、ヤドリギが少なくなったためのかどうか分かりません。こういった関係で毎年ここではレンジャクを狙う多くのカメラマンが見られるのですが今年はほんのわずかでした。

 このレンジャクの撮影ポイントは東海地方では有名らしく愛知県はもちろん静岡県からもカメラマンが訪れます。そういった方々には今年は残念な結果となまりました。また去年は群れの中に数羽のキレンジャクが見られたのですが、今年は私の知る限りでは全くいませんでした。またこのポイント以外にも私のいつもの散歩コースで見られることがあったのですが今年はさっぱりでしたが。今年は全体として冬鳥が少なかったように思います。それにしてもヒレンジャクは美しい鳥ですね。

 使用機材のカメラはSONY Cyber-shot RX10 Ⅳ。1枚目の写真の撮影データは焦点距220mm、35ミリ版換算600mm、ISO 400、F 4.5、1/500sでした。1枚目の写真はクリックして大きく見ることができます。

日本 生まれて初めてのフクロウとの出会い

 2022年4月28日、今日生まれて初めて日本でフクロウに出会いました。海外ではこれまでにフクロウの仲間に出会っていますが、日本ではフクロウはもちろんフクロウの仲間に出会ったのはこれが初めてなのです。出会った場所についてはご勘弁ください。普段から自宅の周辺で夜にフクロウ(あるいはその仲間)の鳴き声が聞こえており、いつかは見たいと願っていたあこがれの鳥でした。これでまた一つ私の野鳥リストに新種が加わりました。

 今日は自宅に近い文殊の森公園に出かけたのですが、そこでこの写真の鳥に出会いました。撮影時点では近くにオスがいたこともありオオルリと思っていたのですが、自宅で落ち着いて見てみると腹の色やくちばしが違います。手元の図鑑で調べてみるとこれはアカハラでした。こちらも生まれて初めての出会いで、今日はリストに二つの新種が加わりました。

 使用機材のカメラはSONY Cyber-shot RX10 Ⅳ。1枚目の写真の撮影データは焦点距220mm、35ミリ版換算600mm、ISO 400、F 8.0、1/250sでした。1枚目の写真はクリックして大きく見ることができます。

日本 シャガとウグイス

 今日の写真は2022年4月24日に岐阜市近郊にある自宅周辺の散歩で見かけたもので、1枚目はシャガですが日陰で群れて咲くアヤメに似たきれいな花です。ウエブサイトの解説によれば原産国は中国で、日本では人為的に広められたとのこと、自然では広がらないことからシャガがある土地はかつて人が住んでいた可能性が高いとのことです。見れば見るほどに高貴な感じがするきれいな花です。

 散歩道のシャガが咲いていた少し手前の松の木あたりから美しいウグイスのさえずりが聞こえていたことから、近くでしばらくじっとして待っていたところ、ウグイスが動いたために見つけることができました。通常ウグイスの鳴き声が聞こえても、なかなか彼らの姿を見ることはできません。ウグイスを見つけるコツは相手が動くまでじっと待つことだと思います。

 この日の根尾川には写真のカルガモがいました。この場所は冬にマガモカワアイサを頻繁に見ることができます。人口密度の高い場所に住むカルガモは人に慣れていますが、ここのは警戒心が強いようです。

 使用機材のカメラはSONY Cyber-shot RX10 Ⅳ。1枚目の写真の撮影データは焦点距183.4mm、35ミリ版換算500mm、ISO 800、F 4.5、1/250sでした。1枚目の写真はクリックして大きく見ることができます。

日本 野のノビタキ

 今日の写真は2022年4月7日に岐阜市近郊にある自宅近くの散歩道で出会ったノビタキです。以前にこのブログ上で既にご紹介済みですが、この時の写真が撮影距離20m前後と割と近くできれいに撮れたことから再度のご紹介です。ノビタキは自宅周辺ではそれほど頻繁に出会える種類ではないことから私にとっては珍しい鳥で、夏羽姿のオスにはこれが私が生まれて初めての出会いでした。

 この2枚目の写真も同じ個体のノビタキです。2枚のうち背中が写ったのを入れたかったのですが、この時は背中を向けてくれませんでした。車の中からの撮影とはいえ、こちらを警戒していたのだと思います。この撮影した日の後にノビタキのメスに出会ったのですが、そこは自宅周辺とはいえ互いの場所は1㎞程離れていました。ノビタキらはこの近くでつがいになり営巣するのでしょうか。それとも普段あまり見かけないことから旅の途中ということもあり得るかもしれません。

 このノビタキに出会ったのは桜の花を背景に愛車を撮ろうと広い野原を訪れたときのことでした。そこにノビタキがいた訳なのですが、まさに名前通り野で見かけるヒタキなのですね。

 使用機材のカメラはSONY Cyber-shot RX10 Ⅳ。1枚目の写真の撮影データは焦点距220mm、35ミリ版換算600mm、ISO 400、F 6.3、1/500sでした。1枚目の写真はクリックして大きく見ることができます。

日本 オオルリのオスとメス

 2022年4月25日は朝からからりと晴れ渡っていました。岐阜市近郊にある自宅から近い、いつもの文殊の森公園に出かけました。最近はこの公園内でオオルリキビタキをよく見かけており、もうじきにサンコウチョウにも出会えるのではと期待しながら文殊山頂上を目指して歩きました。しかし今日は園内の他の谷に寄り道したため少々疲れ気味であったことから頂上をあきらめ、野鳥観察小屋で折り返しての帰り途中、オオルリのさえずりが聞こえてきました。割と近かったことから近づいてくれないかと待っていると近くの枝にメスが来て停まりました。しばらくしてこの時期はやはり期待通りオスが現れました。1枚目の写真がそのオスで、盛んにメスの後を追っていました。

 2枚目の写真がオスに追われていたメスです。追いかけっこは枝から枝へというのがありましたが、メスは次第に崖の方に行き、オスは1枚目の写真の通りメスの近くでその崖の詳細を調べているような動きがありました。これってもしかしたらメスが巣の候補位置をオスに見させているのかと思いました。

 オスは時々こうしてホバリングしながら崖を観察しているように見えましたが、しかしこの位置は登山道の路肩で高さが低いことから営巣地には向いていません。巣づくりに関係ないとすれば彼らはいったい何をしていたのか、興味あるところです。

 使用機材のカメラはSONY Cyber-shot RX10 Ⅳ。1枚目の写真の撮影データは焦点距220mm、35ミリ版換算600mm、ISO 2,500、F 4.5、1/250sでした。1枚目の写真はクリックして大きく見ることができます。