写真紹介 on Line

カメラと写真を楽しむ豊かな生活、そして鳥が大好き

日本 文殊山のサンショウクイなど

 2022年8月29日、今日も朝早くは曇っていましたが10時頃からは青空が広がり良いお天気になりました。昨日の夜からこれまでの空気とは変わって湿度が大分低くなっているのを感じます。さて今日も自宅近くの文殊の森に出かけ文殊山に登りました。登りでは野鳥に出会うことがきなかったのですが、下りの際に写真の鳥たちに出会うことができました。1枚目はサンショウクイで、珍しく数羽の群れでいました。彼らはこの時期でも時々独特な声で鳴きますから、それを頼りに探すことができます。

 サンショウクイは枝から枝へと忙しく飛び回りながら虫を探していました。1枚目はバッタを捕まえ、その成果を誇示するかのようにこうしてしばらくくわえていました。2枚目は撮影している私を見ているのか、こうしてポーズをとってくれました。彼らはあまり人を警戒しません。

 3枚目はサンショウクイに出会う直前に、すぐ近くで見かけたメボソムシクイです。サンショウクイと群れを作っていたのか、或いは全く関係がなかったのかは分かりません。これまでこの鳥を見たことがなかったのに、この1週間で2度も出会いました。これまではメジロと思い込んで見逃していたのでしょうか。

 使用機材のカメラはSONY Cyber-shot RX10 Ⅳ。1枚目の写真の撮影データは焦点距220mm、35ミリ版換算600mm、ISO 400、F 4.5、1/400sでした。1枚目の写真はクリックして大きく見ることができます。

日本 久しぶりのキビタキ

 20022年8月28日は、朝はどんよりと曇っていて雲が厚く今にも降りそうな空模様だったのですが、お昼からは突然の様に空気が変わってからりと晴れ渡りました。今日も自宅近くの文殊の森公園に出かけ文殊山中腹のバードウオッチング小屋を目指しました。登山途中で聞こえるのはセミの声のみで野鳥の気配はありません。近頃本当に野鳥を見る機会が少なくなっています。バードウオッチング小屋に近い木々の茂る場所で小さな鳥が遠くの枝に停まるのが見えました。距離はかなりあったのですが枝の上で見つけた鳥は黒とオレンジ色に見えます。それは久しぶりのキビタキで、その時撮ったのが1枚目の写真です。この時期は全くさえずりませんから鳴き声で見つけることはできず、出会いは極端に少なくなります。

 キビタキを見かけたすぐ後に、これも遠かったのですが数羽のヤマガラを見つけました。こちらも全く鳴き声をあげず、もっぱら視覚で見つけるしかありませんでした。この時期に鳴き声を聞くのはヒヨドリメジロぐらいでしょうか。それにしても近頃の文殊の森は寂しい限りです。

 3枚目は四季の展望台にたくさんいたシオカラトンボで写真はそのメスです。トンボはとてもメカニカル感が強く特にあの長い羽の構造がとても気になります。虫は総てが不思議です。

 使用機材のカメラはSONY Cyber-shot RX10 Ⅳ。1枚目の写真の撮影データは焦点距220mm、35ミリ版換算600mm、ISO 2,500、F 4.0、1/250sでした。1枚目の写真はクリックして大きく見ることができます。

セントルシア 背景はロドニーベイの長いビーチ

 カリブ海の島国セントルシアは欧米では大変人気の旅行先で、特にかつての宗主国であったイギリスからはジャンボジェット機が直行で乗り入れているほどです。セントルシアは国土面積が日本の淡路島ほどで人口は16.5万人ほどの小さな国ですが、年間の訪問旅行客はその人口をはるかに上回ります。その人気の要因としてカリブ海の美しい海はもちろんですが、島中央の緑濃いジャングル、世界遺産のピトン山、そしてよく整備された観光施設と比較的良好な治安です。今日の写真の舞台となっているのは島北部の、この国最大の観光スポットであるロドニーベイ北端にあるピジョンアイランド国立公園です。1枚目の写真は公園内の遺跡から見たロドニーベイで、その長いビーチにはホテルやレストランが並んでいます。

 2枚目は丘の上の遺跡から見た園内のビーチで、波のない穏やかで透き通るような水が魅力的です。ロドニーベイは北西からの貿易風の風下に当たることから年間を通して波は静かですから、海外からの多くのヨットがここに停泊します。また4月から8月にかけてはこの写真のように真っ赤なフランボイヤ、日本名の火炎樹が咲き、海とのコントラストがこの島の美しさをより引き立てます。

 国立公園は有料ですから現地の人々はあまり訪れません。ここでなくても近くで美しいビーチが無料で利用できますから特にここに来る必要がないのでしょう。ですからビーチはいつも人が少なく大抵は貸し切り状態になります。このビーチで熱帯魚と泳いだ後はビーチ横のレストランで冷えたタマリンドジュースを飲むのが週末の楽しみでした。今思うとここはこの世の楽園でした。

 使用機材のカメラはSony α100、レンズは Minolta AF35-105 F3.5-4.5。1枚目の写真の撮影データは焦点距35mm、35ミリ版換算52mm、ISO100、F7.1、1/320sでした。また1枚目の写真はクリックして大きく見ることができます。

日本 文殊山のノスリとトビ

 2022年8月26日の今日、朝は曇っていましたが午前中には青空が広がり始め、これまでと同様暑い日となりました。今日も自宅近くの文殊の森公園に出かけました。いつも通り標高345mの文殊山頂上を目指して登山道を歩きましたが、途中で野鳥には全く出会うことができず頂上に着いてしまいました。この時期は野鳥が本当に少なく残念な時期ですが、その野鳥たちはいったいどこへ行ってしまっているのでしょうか。そんなことを考えながらの下山途中に空に舞っている鳥に気づきました。その時撮影した1枚目はノスリです。

 2枚目も1枚目と同じくノスリです。私のこれまでの経験を思い出して、夏にノスリを見たのはこれが初めてだと思います。これまでノスリは自宅周辺では冬鳥で夏には見られないものと思っていました。でもノスリ留鳥ですからこうして同じ場所に留まっているのですね。

 3枚目の写真はトビですが、これは尾羽の形が特徴的ですから一目でわかります。上の写真のノスリとこの写真のトビは同じ上空を飛んでおり、最初にそのトビに気づきました。そしてそのはるか上を飛んでいた鳥に目が行き、それがノスリであることに気づきました。トビを見た時点で更に上空にいる鳥も、ああトビかと思ってしまったら、その他のこうして空を舞う鳥は見つかりませんね。

 使用機材のカメラはSONY Cyber-shot RX10 Ⅳ。1枚目の写真の撮影データは焦点距220mm、35ミリ版換算600mm、ISO 100、F 4.5、1/1,000sでした。1枚目の写真はクリックして大きく見ることができます。

コスタリカ 公園のモンテズーマ オルペンドラ

 中米のコスタリカに住んでいた当時、自宅は首都サンホセダウンタウンに割と近い住宅地にありました。そのすぐ近くにあまり整備されていない空き地のような公園があり、週末の午後にはよく訪れていました。ここは町中でありながら時々珍しい鳥たちを見ることができたものですから一週間に一度は必ず行っていたのです。そんなある日、その公園でなんとこの写真のモンテズーマ オルペンドラに出会いました。まさかここで出会えるとは、本当に驚きでした。

 この幸運に感謝しながら何度もシャッターを押しながら少しずつ距離を縮めていきましたが、オルペンドラはそれほど警戒する様子はなく最終的にその距離は10m以下となりました。それにしても通常はジャングルでしか見られない彼がなぜここにいたのでしょうか、今でも不思議に思っています。

 この公園の広さは道路を挟んで2街区ほどの大きさであり、中央を護岸された小さな小川が流れています。樹木はそれほど多くなくオープンな感じの空間でした。3枚目の写真はその様子ですが熱帯地方らしく日本ではあまりなじみのない植物が植えられており、その中にはバナナやグアバの木がありました。グアバはリスの格好の餌になっていました。

 使用機材のカメラはSony α700、レンズは Sigma AF70-300 Apo。1枚目の写真の撮影データは焦点距300mm、35ミリ版換算450mm、ISO400、F5.5、1/250sでした。また1枚目の写真はクリックして大きく見ることができます。

日本 文殊山四季の展望台からのオオタカ(多分サシバです)

 2022年8月24日、朝早くはどんよりと曇っていましたが9時過ぎころから青空が見えだし、やはり昨日に続いて湿度の高い暑い日となりました。いつまでこんな不快な日が続くのかと憂鬱ですが、台風が来ないだけ例年に比べまだましかもしれません。さて今日も暑い中、自宅近くの文殊の森公園に行ってきました。登山で汗を大量にかくときは首にかけたカメラの重さが堪えます。でもそれは野鳥たちの決定的瞬間を捉えるためには必須ですから我慢しなければなりません。今日はその我慢の甲斐があり、文殊山の中腹でオオタカサシバの間違いです)を撮影することができました。1枚目は青空を背景に優雅に舞う姿です。

 2枚目も1枚目と同じような画面です。この場所は風が文殊山に当たって上昇気流が生まれるようで、オオタカ(多分サシバです)は大きく羽ばたくことなく見る見るうちに高く舞い上がっていきました。彼らは地上近くで用事を済ましたのち、こういった上昇気流のある場所を見つけ、それを利用して高く上がり次の目的の場所に向かうのでしょうね。前回もここでオオタカオオタカもいましたが一部はサシバでした)を見かけましたが、そういった理由からかもしれません。

 オオタカサシバの間違い)を見かけたのは文殊山の四季の展望台でしたが、そこではこの写真の通りタマムシにも出会いました。彼はすぐ手の届くところにいたのですが捕獲することはしませんでした。それほどに手を出すのをためらわせるほどに美しい虫です。

 使用機材のカメラはSONY Cyber-shot RX10 Ⅳ。1枚目の写真の撮影データは焦点距220mm、35ミリ版換算600mm、ISO 100、F 6.3、1/1,000sでした。1枚目の写真はクリックして大きく見ることができます。

日本 文殊山のメボソムシクイ

 2022年8月23日は夜中の雨が朝方には上がっていましたが、一日中湿度が高く蒸し暑い日になりました。近頃は雨が多く思うように出かけることができず体重が気になっていましたから思い切って曇り空で蒸し暑い中、文殊の森公園に行きました。今日の文殊山登山の折り返し地点である野鳥観察小屋までに野鳥に出会うことはできなかったのですが、帰り道の折り返し地点に近いところでメジロの群れに出会いました。そのメジロの群れの中にこの写真の鳥が紛れていました。手持ちの図鑑で調べたところ、ヤブサメと迷いましたが、地表近くで無く、高い枝にいたことから多分メボソムシクイです。

 このメボソムシクイがメジロの群れに混ざっていたのか、或いはたまたま近くにいただけなのか分かりませんが、とにかくよく見かけるメジロの群れは他の鳥が混ざっていることが多いことから注意して観察する必要があります。他にはこの群れの中にヤマガラを確認しました。更にもう一種類セミを食べているのがいましたが、遠くて何かは分かりませんでした。

 3枚目は群れの中にいたメジロです。群れ全体は全部で30羽以上はいたと思います。この中にどれほどの他の種類が含まれていたのか分かりませんが、今回メボソムシクイがいたことで前にも増して興味が湧いています。

 使用機材のカメラはSONY Cyber-shot RX10 Ⅳ。1枚目の写真の撮影データは焦点距220mm、35ミリ版換算600mm、ISO 400、F 4.0、1/800sでした。1枚目の写真はクリックして大きく見ることができます。