中米のコスタリカに住んでいた当時、自宅は首都サンホセのダウンタウンに割と近い住宅地にありました。そのすぐ近くにあまり整備されていない空き地のような公園があり、週末の午後にはよく訪れていました。ここは町中でありながら時々珍しい鳥たちを見ることができたものですから一週間に一度は必ず行っていたのです。そんなある日、その公園でなんとこの写真のモンテズーマ オルペンドラに出会いました。まさかここで出会えるとは、本当に驚きでした。
この幸運に感謝しながら何度もシャッターを押しながら少しずつ距離を縮めていきましたが、オルペンドラはそれほど警戒する様子はなく最終的にその距離は10m以下となりました。それにしても通常はジャングルでしか見られない彼がなぜここにいたのでしょうか、今でも不思議に思っています。
この公園の広さは道路を挟んで2街区ほどの大きさであり、中央を護岸された小さな小川が流れています。樹木はそれほど多くなくオープンな感じの空間でした。3枚目の写真はその様子ですが熱帯地方らしく日本ではあまりなじみのない植物が植えられており、その中にはバナナやグアバの木がありました。グアバはリスの格好の餌になっていました。
使用機材のカメラはSony α700、レンズは Sigma AF70-300 Apo。1枚目の写真の撮影データは焦点距300mm、35ミリ版換算450mm、ISO400、F5.5、1/250sでした。また1枚目の写真はクリックして大きく見ることができます。