一年中いつも日本の空を優雅に舞うトビは、歌にもうたわれ親しまれており、私も大好きな野鳥の一つです。それはなんといってもいつも身近にいること、姿が立派な猛禽であること、そしてカメラマンの目としては、遠くても写真に撮りやすい大きな体であること、そして飛んでいる姿を容易に撮れることなどが主な理由です。
岐阜市近郊の自宅近所を散歩する際に、頭上近くをトビが舞う際には必ずカメラに収めます。鳥が飛んでいる姿を撮るのはやさしいことではないのですが、このトビだけはそれができる数少ない野鳥ですから。
もちろんクマタカとかオオワシ等を撮れるのであれば、そんな素晴らしいことはないのですが、それらが生息している地域に住んでいない限り、それはあまりにも非日常的で、実現するには大変な労力が必要になります。
今日の写真は、散歩の途中で撮った二枚で、かなり近くを飛んでくれたおかげで良好なピントの写真になりました。それに今回の二枚ともトビに動きがみられる場面で、躍動感があっていいと思います。
特に二枚目の写真は、斜めになったその姿がいかにも猛禽らしく勇ましく見え、翼が風を切る音が聞こえてきそうです。
カメラはSony α77Ⅱに、レンズは Sigma AF300mm Apo Tele Macro。大きな写真の撮影データは、焦点距離300mm、35ミリ版換算450mm、ISO 400、F5.6、1/1,000sでした。また、大きな写真はクリックして更に大きく見ることが出来ます。