写真紹介 on Line

カメラと写真を楽しむ豊かな生活、そして鳥が大好き

日本 並木と台風被害

 岐阜市近郊にある自宅近くに、樽見鉄道とそのすぐ脇を国道157号線が並行して走る区間が700~800mほどあります。

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 この鉄道と国道の間に桜並木があり、春になると美しく咲き誇り、その桜の花の中を走る鉄道の絵は美しく、毎年多くの鉄道ファンがカメラを構える区間でもあるのです。私も去年と今年の2回、このブログでその写真をご紹介しています。その時のブログと同じ写真ではありませんが、その場所の桜と鉄道の写真が3枚目です。
 この桜並木は100本ほどの木があると思うのですが、それらが9月に来襲した台風21号で被害を受け、1割ほどの木が倒れたり枝が折れたりしました。これらは道路側にに倒れた木もあったことから、台風後すぐに片づけられました。

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 ところがその数日後、台風24号が東海地方に近づく恐れがはっきりした9月末、何とこの被害を免れ残った桜並木のほとんどの木が無残にも切り倒されてしまったのです。それらの木は幹の太さが40~50㎝もある大きな樹ばかりで、100年以上の樹齢の桜なのです。
 台風被害が予想されるのなら、根元から切るのではなく、大きな風を受けないように枝を払うこともできたはずで、そうすれば木が倒れて道路をふさぐことはないはずなのです。なぜ地元が誇る100年以上の歴史を持った桜並木をいとも簡単に切ってしまうのでしょうか。切ってしまった今はどうしようもありませんが、本当に残念でなりません。

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 今日の写真は、大阪の東住吉区にあるうるし堤公園の赤い実のある木を背景にしました。たまたま今日、幼馴染の友達に教えてもらったイヌビワの木と似ていることからこれを選びました。
 この公園の一角に写真の通りこの木の並木があるのですが、豊かな植物は動物を育て、人の心を癒します。長い樹齢の木は貴重であることもあり、根元から切るのではなく枝を払う方向で考えてもらいたいものです。海外ではそれが主流です。

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 使用機材のカメラは Canon EOS Kiss X2、レンズは Sigma 18-125mm F3.8-5.6 DC OS HSM 。大きな写真の撮影データは、焦点距離85mm、35ミリ版換算138mm、ISO 250、F5.6、1/100sでした。また、大きな写真はクリックして更に大きく見ることが出来ます。