中米コスタリカの首都サンホセの市街地から、車で30分ほどの東に大きな緑地公園であるパルケ・デル・エステ(東公園)があります。ここは自然のジャングルの中に遊歩道を整備した部分と、天に向かって伸びるポロの巨木の森、そしてサッカーコートがいくつも取れそうな広々とした芝生広場から成っています。
遊歩道のあるジャングルは濃い緑に覆われてうっそうとしており、道を外れては一歩も進めないほどに地面からびっしりと樹木が茂っています。
上を仰げば遊歩道の切り開かれた部分のみが明るく開けており、そのほかは枝葉に覆われ、空はその隙間から見える程度で、そこから小鳥のさえずりが聞こえても、その姿を見つけることは容易ではありません。
遊歩道の両側は熱帯の植物が繁茂していますから、それらが日本では植物園か観葉植物でしかお目にかかれない原色の花をつけており、それらが見慣れない私たちにはとても興味深く映ります。日本で大事にされる観葉植物が、ここでは野生でいくらでも生えているのですから。
またそんな植物と共に、これまで見たこともないバッタやチョウがいますから、たとえ野鳥が撮れなくともがっかりすることはありません。運が良いければ全身が金色に輝くコガネムシに出会うこともできます。
今日の写真はそんな東公園で撮ったもので、その雰囲気を少しでも味わっていただければと思います。
使用機材のカメラは Sony α700、レンズは Minolta AF24-105 F3.5-4.5。大きな写真の撮影データは、焦点距離35mm、35ミリ版換算52mm、ISO 200、F4.5、1/80sでした。一枚目の写真はクリックして更に大きく見ることができます。