今日の写真のノスリは去年の2月に撮影したもので、岐阜市近郊にある自宅周辺の散歩のコース上で出会いました。
数年前までこの辺りでノスリが見られることを知らなかったため、彼が梢に停まっていたり、空を舞っていてもトビと思っていたのですが、ノスリの存在を知ってから注意深く種類を確認するようになりました。
それ以来ノスリをよく見かけるようになり、意外と身近にいることが分かりました。しかし見かけるのは冬の間だけで、これまで夏に出会ったことがありません。でも彼は留鳥ですから私が見つけられないだけなのかもしれませんが。
手元の図鑑の説明によれば、ノスリは梢や上空を旋回したりしながらネズミや鳥、ヘビやカエルなどを探し、見つけると急降下して足を使って捉えるとありますから、見かけはやさしい顔つきなのですが、やはり猛禽なのですね。
以前このブログでもご紹介しましたが、ノスリが柿畑で見つけた大きなミミズをくわえて飛び去る姿を見かけました。ミミズは猛禽の餌にふさわしくないように思うのですが、背に腹は代えられないのでしょうね。勿論彼らのそんな猛禽としての誇りがあるとは思えませんが。あるのは野生の本能でしょうね。
3枚目、4枚目は空を旋回している姿ですが、飛んでいる時の姿でトビと決定的に違う特徴は、トビに比べておなかや翼が白いことと、開いた尾羽の先が扇のように丸いことです。
皆さんも空を舞う大型の鳥をすべてトビと思わず、よく見てみれば意外と早くノスリを発見できるかもしれません。また時にはそれはオオタカかもしれません。
使用機材のカメラはSony Cyber-shot RX10 Ⅳ 。大きな写真の撮影データは焦点距220mm、35ミリ版換算600mm、ISO 400、F 8.0、1/1,250sでした。また、大きな写真はクリックして更に大きく見ることが出来ます。