写真紹介 on Line

カメラと写真を楽しむ豊かな生活、そして鳥が大好き

日本 歩いて発見したベニマシコ

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 岐阜市近郊にある自宅周辺を、昔から野鳥が好きだったことからカメラを持って散歩するようになり、様々なことを知りました。今更ながらに歩くことの重要性を思い知らされています。
 子供の頃、遊びはいつも外だったことから、その過程で色々なことを学んだのですが、大人になるとまた違った学びがあるように思います。
 歩くことによって景色の四季の移り変わりはもちろんですが、花や虫など道端の小さな変化まで視界に入り込み、その中に新たな発見があり、それを愛でることができます。

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 かつて車の無い社会であった昔、人々はみな歩いたのですが、彼らは自然の変化を隅々まで知り、驚き、感動し、感性豊かに文化を形作ってきたのでしょう。昔の絵や俳句、工芸品にそれらの一端を垣間見ることができます。
 それを思うと現在の車社会は、人々から歩くことを奪い、自然から得る知恵や感動から遠ざけ、ついには自然と調和して生きるべき道を見失ってしまうのではと思わずにはいられません。文化とは人の生き方そのものですから。

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 今日の写真は、自宅周辺で見かけたベニマシコですが、私はこの美しい鳥がこんなに身近にいることをつい最近まで知りませんでした。まさに歩くことによって発見できた種類なのです。もし歩いていなければ生涯私は自宅周辺でベニマシコを見ることはなかったでしょう。それどころかベニマシコという鳥を知ることもなかったと思います。
 不思議なもので、一度発見すると次からは何度も容易に出会えるようになります。こうなると野鳥との出会いが本当に楽しくなります。
 3枚目は散歩コースの一部である根尾川の、川原の灌木で見かけたエナガですが、彼らが山の林の中でない、こういった開けた場所にいることも歩いて知ったことです。

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 使用機材のカメラはSony Cyber-shot RX10 Ⅳ 。大きな写真の撮影データは焦点距200.7mm、35ミリ版換算547mm、ISO 500、F 4.5、1/1,000sでした。また、大きな写真はクリックして更に大きく見ることが出来ます。