昨日25日の月曜日、朝からすっきりしないお天気で晴れたり曇ったりでしたが、紅葉は待ってくれませんから、毎年紅葉の撮影ポイントを次々に訪れてみました。
まずは岐阜市近郊の自宅から、北に10分ほどの橋の見える根尾川渓谷に行きましたが、紅葉がまだ少し早い感じであったのと、雲が厚かったことから暗く、また遠くがかすんだように見え、残念ながらこのポイントはボツ。
次に自宅に更に近い、坂道のモミジ並木に行きましたが、ここはもう真っ盛りを少し過ぎた感じでしたが、とても美しく紅葉していました。来週ではもう遅いかもしれず、この日が最後のチャンスでした。
その写真がこれですが、少し遅かったとはいえ見事ですね。
このポイントには毎年必ず来るのですが、これだけきれいな紅葉並木にも拘らず、これまでここで写真を撮っている人を一人も見たことがありません。私はそれをいつも不思議に思っています。
このモミジの並木は30年ほど前、道路の拡幅によって当時両側にあった並木の西側が総て伐採されてしまいました。その伐採前の紅葉の美しかったこと、筆舌に尽くしがたいほどでした。
道路端の杉ならまだしも、先人の植えた桜やモミジの木を切るのは、私としてはやめてほしいと思っています。それは彼らからの後世への、時を超えた贈り物だからです。
我々が美しい桜並木やモミジ並木を今見られるのは、彼らのおかげであることを忘れないでほしいと思っています。
3枚目の写真は、モミジ並木から見える近くの集落ですが、静か~な 静かな~里のあ~きと、哀愁のある秋の歌が聞こえてきそうですね。
使用機材のカメラはSony Cyber-shot RX10 Ⅳ 。大きな写真の撮影データは焦点距19.7mm、35ミリ版換算54mm、ISO 400、F 4.0、1/250sでした。また、大きな写真はクリックして更に大きく見ることが出来ます。