岐阜市近郊にある自宅の周辺を、この年末年始の休暇の期間中に、これまでできなかった分を取り戻すかのように、毎日のように散歩で歩き回りました。
約2㎞の散歩コースはルートが決まっており、コース上に他の脇道があるわけではないのですが、しかし散歩しながら探鳥していますから、重点的に注意を払う場所はおのずと変わってきます。
この年末年始は幹線道路に割と近い、敷地全体をフェンスで囲った農園が注目地点でした。なぜなら園内にある大きな木の高い梢にオオタカがいるのを発見したからです。
新年が明けた1月4日、この日8時過ぎ1回目の朝の散歩に出かけた際に、いつもオオタカのいる木に彼はいませんでしたが、その代わり50羽ほどのシメとイカルの群れが羽を休めていました。
農園のフェンスが破れているところから敷地に少し入ってその群れを撮ったところ、その中にヒレンジャクがいたのに気付きました。
通常冬鳥であるレンジャクの仲間は、日本では群れを作っていることが多いのですが、この時にシメやイカルの群れの中で見つけたのは2羽だけでした。その中の1羽が1枚目、2枚目の写真です。
3枚目の写真には、シメを中心に写したもので、ヒレンジャクは写っていません。
この冬になって、これまでに自宅周辺ではまだ雪が降っていませんが、もっと寒くなって雪がちらつくようになるとイカルの大群や、そして運が良ければレンジャクの群れに逢えるかもしれません。
この日の午後、2回目の散歩の際にはオオタカが高い梢にいました。よって、オオタカ以外の鳥は周りに一羽もいませんでした。
使用機材のカメラはSony Cyber-shot RX10 Ⅳ。大きな写真の撮影データは焦点距220mm、35ミリ版換算600mm、ISO 400、F 4.0、1/400sでした。また、大きな写真はクリックして更に大きく見ることが出来ます。