2022年5月23日は朝から青空が広がる気持ちの良い晴天でした。いつものように文殊の森公園に出かけ、園内最高峰で標高345mの文殊山に登りました。頂上でおにぎり弁当を多べ下山途中にキビタキに出会い撮影しましたが、距離が遠くばっちりという訳にはいきませんでした。その後アスファルト舗装の登山道を降りている途中に道のわきにうごめいているものに遭遇しました。一瞬どきりとしましたがよく見ると小鹿です。それが1枚目の写真です。小鹿は前足が自由に動かないようで脱臼しているかのように思えました。彼がいた場所は6mほどの崖の下でしたから、上から落ちたものかもしれません。骨が折れている様子はありませんでした。
この状況をどうしたらいいのか悩みました。近くに人はいません。放っておく訳にはいかず、この小鹿を抱いて、とりあえず管理人のいる駐車場の管理棟に運ぶことにしました。けがをしていると思われる前足になるべく負担がかからないように持ちましたが、時折暴れましたから落とさないように慎重に登山道を下りてきました。体重は5㎏ぐらいでしょうか、結構大変でした。
管理棟で市役所に連絡をしてもらいすぐ来てもらうことにしました。写真では床に置かれていますが、この後、段ボールな中に入れましたが時折暴れていました。前足以外の体は元気なようでした。この小鹿、殺処分になることなく回復して自然に帰ることを祈っています。
使用機材のカメラはSONY α6600。レンズは Sony 100-400 GM OSS。1枚目の写真の撮影データは焦点距102mm、35ミリ版換算153mm、ISO 2,500、F 5.6、1/160sでした。1枚目の写真はクリックして大きく見ることができます。
