写真紹介 on Line

カメラと写真を楽しむ豊かな生活、そして鳥が大好き

ベリーズ 上空のグンカンドリ

 中米の国ベリーズカリブ海に面していて、日本の四国ほどの国土面積の小さな国ですが、オーストラリアに次いで世界で2番目のサンゴ環礁を持つ自然豊かな国です。カリブ海には多くの島を持っていますが、人が住んでいるのは2島のみで、そこへは毎日定期船が頻繁に出ていますから簡単に訪れることができます。それらの島のサンゴ礁が美しいことから欧米からは多くの観光客が押し寄せています。今日の写真はその島の一つであるアンバーグリスキー島で撮ったもので、翼幅が非常に大きなフリゲートバード、日本名グンカンドリです。

 グンカンドリは体が大きいだけに見ていてとても迫力があります。この写真のようにオスのあごには大きな赤いひだがあり、これが良く目立ちます。交尾期にはこれを風船のように膨らます様をテレビなどで見かけた方は多いかと思います。そんな鳥がここでは日本のトビのように一般的で日常的によく見かけます。沿岸の島だけでなく、この国最大の都市であるベリーズシティ上空でもそれは変わりません。

 グンカンドリと共に飛んでいるのはカモメの仲間だと思います。グンカンドリは決して海上や地上に降り立つことなく常に空を飛んでいます。餌は空中のトビウオを狙ったり他の鳥の獲物を空中で横取ります。グンカンドリが近くに来た時に餌(魚)を空中に投げると見事にキャッチします。

 上空にはグンカンドリやカモメの仲間たちが舞っているのですが、ビーチにはこのようにチドリやシギの仲間が群れています。上空のグンカンドリ、地上のチドリなどを眺めていると、いつまでの飽きることなく時間を忘れてしまいます。

 使用機材のカメラはSony α55、レンズは Tamron AF28-250。1枚目の写真の撮影データは焦点距250mm、35ミリ版換算375mm、ISO400、F6.3、1/250sでした。また1枚目の写真はクリックして大きく見ることができます。