ベリーズ　動物園の野鳥たち

　中米の国ベリーズのこの国最大の都市であるベリーーズシティから、内陸に向かって車で1時間ほどの距離にこの国唯一のベリーズズー（動物園）があります。この動物園にはこの国に生息する生き物たちが飼われていますが、実は飼われているというより保護されているといった方が正しいのかもしれません。彼らは幼い時に親を亡くしたり、人に長く飼われていたり、体に障害があったりなどと、何らかの事情で野生の世界で独り立ちすることができないためにここにいるのです。でもこの国に生息している種類とはいえ、普段目にすることが難しい動物、例えばジャガーやハーピーイーグルなど希少な動物たちに出会える貴重な場所なのです。1枚目はベリーズの国鳥に定められている、とても人懐こいツゥカンです。

　2枚目はここで飼われているのではなく園内を自由に飛び回ている野生のブラウンジェイです。彼らはカケスの仲間で、よく似た声で鳴きます。この個体は目の周りが黄色いのですが、これは1年目の若鳥の特徴で2年目には目立たない色に変ってしまいます。

　3枚目はケージの中のインコで、この写真では手前の一羽が鏡に映っているように見えますが、そうではなくここには3羽がいます。中央の一羽はベリーズ市内でもよく見かけるホワイトフロンテッド　パロットですが、手前の種類は通常ジャングルでしか見られません。ベリーズにはこのほかにもたくさんの美しいインコが生息していますが、ここでそれらの多くの種類を見ることができます。